KLab、2Q期間(4~6月)はQonQで売上高14%増、営業益1835%増に 『キャプテン翼』の3周年キャンペーンが貢献 『ブレソル』も国内外で好調

KLab<3656>は、8月6日、2020年12月期の第2四半期累計(1~6月)の連結決算を発表、売上高159億4800万円(前年同期比7.7%増)、営業利益7億5300万円(同42.2%減)、経常利益5億6800万円(同52.8%減)、最終利益1600万円(同98.0%減)となった。

営業外費用として、為替差損1億2200万円を計上しているほか、スパイスマートにかかるのれん4億9800万円の減損損失を計上している。
 

第2四半期期間(4~6月)の業績を四半期推移(QonQ)で見ると、売上高は前四半期比14.9%増の85億2800万円、営業利益は1835.1%増の7億1600万円となっており、経常利益は6億5100万円(前四半期8300万円の赤字)、最終利益は1億5000万円(同1億3400万円の赤字)と黒字転換を達成している。

『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』の3周年キャンペーンが好調な売上を計上したことが増収につながったほか、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』のTVCMを実施した前四半期と比較して広告宣伝費が減少したことが利益率の改善につながった。

主力タイトルの状況は以下のとおり(JP版:日本版、GL版:海外版)。

・『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』(スクフェス)
近年、売上は減衰傾向で推移しているものの、7周年記念キャンペーンを中心とした施策などによりJP版は前四半期比で増加。GL版は横ばい。

・『BLEACH Brave Souls』(ブレソル)
前四半期に引き続き、商材の売れ行きが好調だったことに加え、メディア露出強化によりユーザーの流入も順調に推移し、JP版、GL版ともに前四半期比で増加。

・『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』(キャプテン翼)
ユーザー数が順調に推移し、2500万ダウンロードを突破。また3周年記念キャンペーンも好調だったことから、JP版、GL版ともに前四半期比で増加。

・『うたの☆プリンスさまっ♪ Shining Live』(シャニライ)
全世界配信2周年記念キャンペーンなどを実施した前四半期には及ばなかったものの、全体では安定的に推移し、前四半期比ではJP版、GL版ともに横ばい。

・『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ALL STARS』(スクスタ)
スクフェスでの7周年記念キャンペーンに合わせ、キャンペーンや商材の追加などを継続的に実施したものの、JP版は前四半期比で減少。GL版は増加。

■売上高と最終利益の予想レンジを下方修正
なお、2020年12月期通期の連結業績予想については、従来と同様のレンジ予想となるが、売上高は従来予想の350億~400億円を330億~360億円、最終利益は同7億5000万~21億円を2億~16億円にそれぞれ下方修正している。なお、営業利益と経常利益については、従来の予想レンジを据え置いている(関連記事)。
 
KLab株式会社
http://www.klab.com/jp/

会社情報

会社名
KLab株式会社
設立
2000年8月
代表者
代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
決算期
12月
直近業績
売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3656
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