アカツキ、1Q(4~6月)は売上高1%減、営業益18%減 国内『ドッカンバトル』がイベントの狭間となるも『ロマサガRS』と『ユニゾンエアー』がカバー

アカツキ<3932>は、7月31日、2021年3月期の第1四半期(4~6月)の連結決算を発表、売上高66億8600万円(前年同期比1.1%減)、営業利益20億200万円(同18.7%減)、経常利益19億3700万円(同20.0%減)、最終利益12億9000万円(同19.2%減)となった。

なお、減益となったのは、新規タイトルおよびIP・ライツ領域への投資を継続したことと、ライブエクスペリエンス事業が新型コロナウイルスの影響を受けたことが要因となっている。
 

ゲーム事業では、バンダイナムコエンターテインメントとの協業タイトル『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は、LTV最大化を目指し、長期目線での運用を強化した結果、国内版は大規模イベントのない中でも売上高・ユーザーベース共に底堅く推移し、海外版は効果的なマーケティング施策などにより好調に推移した。

また、スクウェア・エニックスとの協業タイトル『ロマンシング サガ リ・ユニバース』は、5月より開始した1.5周年イベントにてストアセールスランキング1位を獲得するとともに、欅坂46・日向坂46応援[公式]音楽アプリ『UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)』では5月に400万ダウンロードを突破するなど、ゲーム事業全体でのポートフォリオの積み上げにより前年同期比で増収となった。

一方、ライブエクスペリエンス事業は、「アソビル」の入場者減少および一部休業により、新型コロナウイルスの影響を受けている状況となった。緊急事態宣言解除後の5月30日より、感染防止の対策を実施しながら「バンクシー展 天才か反逆者か」を再開するなど、各種コンテンツを徐々に再開している。

なお、2021年3月期の連結業績予想については、モバイルゲーム事業の短期的な事業環境が激しく変化する不確定要素が多いことに加え、IP創出やグローバルゲームへの新しい挑戦を実施していく方針であり、適正かつ合理的な数値の算出が非常に困難なため、非開示としている。
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
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