ブシロード、SBI証券を割当先としてCB発行、50億円の資金調達 アニメ制作やM&Aなどに充当

ブシロード<7803>は、本日(7月30日)、SBI証券を割当先として第1回無担保転換社債型新株予約権付社債(CB)を発行して、総額で約50億円の資金調達を行うことを明らかにした。新株予約権付社債が全て当初転換価額で転換された場合の潜在株式数は100万株となる。当初転換価額は1株あたり5000円で、下限は1290円となる。調達する資金の使途は、主にIP開発(アニメ制作費)に20億5000万円、IP発展(M&A、資本業務提携投資)に29億3400万円を充当する予定だ。

具体的な使途は以下の通り。

①IP 開発として、アニメ制作費の全費用又は一部費用に充当する予定。「D4DJ」「アサルトリリィ BOUQUET」といった新規IPのTVアニメ制作費及び既存 IP である「カードファイト!!ヴァンガード」のTVアニメ制作費、「BanG Dream!」「少女歌劇 レヴュースタァライト」の劇場版の制作費を指している。アニメを放映、公開することによって、IPの認知度を全国的に拡大する。

②IP 発展(M&A、資本業務提携投資)について、同社グループは、同業他社等に対する M&A や資本業務提携を実施することにより同社グループの事業を補完・強化することが可能とし、事業規模拡大のための有効な手段の一つであると位置づけている。

2019年7月の上場後、劇団飛行船を2020年2月より子会社化することで自社IP「BanG Dream!(バンドリ!)」を舞台化し、また、2019年12月には、アニメ制作会社キネマシトラスとサンジゲンと資本提携することで、アニメ制作現場における優秀な人材を確保し、自社IPのオリジナルアニメコンテンツを拡充するための体制を構築した。

さらには、電子コミック配信サービス「マンガドア」を運営するリンガ・フランカと2020年6月に資本提携し、電子コミックでの新コンテンツの創出に注力する。

同社では、グループ全体でのメディアミックスによる収益モデルを確立し、IPづくりのペースを上げるとともに、ライブIP事業における電子コミックの制作及びさらなる EC(オンラインでの販売)、アプリへの注力といったオフラインやアナログのよさを保ちつつ DX(Digital transformation:デジタルトランスフォーメーション)をすすめることで、さらなる成長の実現を目指す。
株式会社ブシロード
http://bushiroad.com/
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会社情報

会社名
株式会社ブシロード
設立
2007年5月
代表者
代表取締役社長 木谷 高明
決算期
6月
直近業績
売上高487億9900万円、営業利益33億8500万円、経常利益45億300万円、最終利益20億5000万円(2023年6月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
7803
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