「ear.style」を開発するEARS、独立系VCのANRIから資金調達




プロ制作の音声コンテンツアプリ「ear.style(イアスタイル)」を開発するEARSは、シードラウンドで独立系ベンチャーキャピタルのANRIを引受先とした第三者割当増資を実施した。調達額などは非開示。

米国ではPodcast聴取ユーザー数が右肩上がりで増加を続け、 現在ではMAU1億人に到達するほどの人気を博している。 中国でも6億ダウンロードを達成した音声配信最大手のヒマラヤを筆頭に、 音声コンテンツ市場が急速に拡大している。

このような世界的な流れを受け、日本でも音声コンテンツ市場は注目され始めているが、「構成・収録・編集・演出までプロが行い、 手軽にアプリ上で聴ける音声コンテンツ」はまだ少ないため、 動画配信サービスや漫画アプリ等のプロ制作コンテンツに慣れたマス層まで至っていないのではないかと感じている。

そこで、日本で音声コンテンツの聴取体験を普及させるためには、 「プロ制作の音声コンテンツをユーザーに届けること」が必要だと考え、 インハウスによる音声制作チームの体制構築とアプリ開発のため、 資金調達を行った、としている。