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サイバーエージェント、第3四半期は新型コロナの影響受けるも「想定以上に堅調」(藤田社長) 自粛解除後も成長したABEMA、底堅いゲームとネット広告

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サイバーエージェント<4751>は、7月22日、2020年9月期の第3四半期累計(19年10月-20年6月)の連結決算を発表するとともに、同日、オンラインで決算説明会を開催した。発表した決算は、売上高3577億0800万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は285億1100万円(同21.9%増)、経常利益284億6300万円(同22.8%増)、最終利益58億7900万円(同230.9%増)と増収増益を達成した。

決算説明会に臨んだ藤田晋社長(写真は第2四半期の決算説明会のもの)は、「新型コロナウイルス感染症への対策で、4月と5月はリモート勤務とし、6月から徐々に出社を始めている。業績も影響を受けると見ていたが、想定よりは堅調に推移した」と振り返った。



第3四半期(4~6月)の決算を中心にみていくと、売上高が前年同期比0.7%減の1128億円だった。広告事業の売上がほぼ前年並み、ゲーム事業が微減となった一方、「ABEMA」と周辺ビジネスの売上が伸びたことで横ばいとなった。期初の見通しの範囲内とした。



営業利益は同12.3%減の82億円だった。「トップライン(売上)が伸ばしづらくなっている」ことに加えて、新型コロナの影響が出ているという。そうしたなか、販売管理費を下方修正キャンペーンを行った前年同期並みの水準に抑えた。広告費と在宅勤務によるコスト減などが主な要因とのこと。



なお、2020年9月通期の見通しは、売上高4650億円(前期比2.5%増減)、営業利益280~320億円(同9.2%減~3.8%増)、経常利益280~320億円(同8.2%減~4.9%増)、最終利益80~100億円(同372.1~490.1%増)と据え置き。

業績予想に対する足元の進捗率については「順調」とし、営業利益と経常利益が89~102%と予想レンジの下限に到達し、売上高も77%、最終利益も59~73%となった。前回の説明会では、計画を立てた時点では新型コロナウイルスの影響は予想だにできなかったが、保守的に業績予想を立てていたことが良かったとコメントしていた。



以下、セグメント別の状況を見ていこう。


 
■ネット広告

ネット広告事業の売上高が前年同期比で横ばい(0.01%増)の643億円、営業利益が同6.0%減の47億円だった。新型コロナウイルスの影響があったとはいえ、売上を大きく落とす会社が多い中、わずかでも増収を達成したことには大きな意味がある。



これまでの広告主については新型コロナの影響で出稿が減ったものの、いわゆる「巣ごもり需要」を取り込めそうなデジタル関係の広告主が積極的に出稿してくれたことでカバーしたとのこと。7月からは経済が再開し、徐々に回復してきたという。




 
■ゲーム事業

ゲーム事業は、売上高が同4.0%減の367億円、営業利益が同9.5%減の75億円だった。主力タイトルが周年を迎えた第2四半期から反動もあったという。減収減益となったものの、累計で増収増益となったこともあって堅調な着地となったようだ。



こうしたなか、子会社Cygamesの運営する『プリンセスコネクト Re:Dive(プリコネR)』が非常に好調だったことを明らかにした。日本国内だけでなく、中国本土でもヒットしており、業績に貢献しているという。

藤田氏は『プリコネR』については、ゲームの運営もさることながら、テレビアニメが大ヒットしており、ゲームにも好影響を与えたとの見方を示した。テレビアニメは、ゲームファンはもちろんだが、ゲームを知らない人も視聴する。アニメ視聴をきっかけとして、ゲームで遊び始めた人も多く、ファン層が広がったという。



期待のタイトルとして、『NieR Re[in]carnation(ニーア リィンカーネーション)』をあげた。7月29日からクローズドβテストを行うが、事前登録も好調だという。同タイトルは、スクウェア・エニックスの「NieR」シリーズ最新作で、サイバーエージェント子会社のアプリボットが開発を担当する。さらにCygames子会社のCyDesignationの吉田明彦氏がキャラクターデザインを担当することでも話題となった。




 
■メディア事業

「ABEMA」への投資が続いており、営業損失が40億円となったものの、広告収入が伸びており、売上高が同19.2%増の133億円となった。重要な指標と位置づけているWAU(週次アクティブユーザー数)も一段伸び1400万を複数回記録するなど伸びている。




新型コロナウイルスに絡んで総理や当道府県知事の会見などの中継を行ったことや、将棋の中継やドラマなどオリジナル番組・独占番組などが好評だった。

収益化にも注力しており、広告収入はコロナの影響を受けたものの、有料会員である「ABEMAプレミアム」の会員数が72万9000人に到達した。プレミアム会員の限定コンテンツなどを充実させることで、年内に1000万人を目指す。



さらに、6月にリリースした有料オンラインライブ「PayPerView」も好調な出足を見せている。特に7月2日から7日間にわたって配信した「夏のアベマLDH祭り」は「かなり販売を記録した」(藤田晋社長)とのこと。App Storeセールスランキングでは一時2位につける場面もあった。



「PayPerView」については、コメントや応援機能、追っかけ再生、グッズ販売、タイムシフトなどが可能となっているが、今後、マルチアングルや投票機能などを追加する予定だ。コンテンツの充実も図っていく。



ユーザー課金だけでなく、周辺事業も成長を見せている。「競輪チャンネル」の配信を行っているが、関連して、車券を販売する公営ギャンブル「WINTICKET」の取扱高は第3四半期では前四半期比で倍増の72億円まで伸ばした。

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企業情報(株式会社サイバーエージェント)

会社名 株式会社サイバーエージェント
URL http://www.cyberagent.co.jp/
設立 1998年3月
代表者 藤田晋
決算期 9月
直近業績 売上高3713億円、営業利益307億円、経常利益287億円、最終利益40億円(2017年9月期)
上場区分 東証1部
証券コード 4751

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