【ゲーム株概況(7/20)】AimingとNJHDがS高 新作発表のモバファクは一時1083円まで買われる 2Q営業赤字見通しのベクターが急落

7月20日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら3日ぶりに反発し、前日比21.06円高の2万2717.48円で取引を終えた。国内外での新型コロナウイルスの感染再拡大を嫌気し、一時は下げ幅100円超に達する場面があったものの、日銀によるETF(上場投資信託)購入観測などを材料に後場に入って持ち直した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、Aiming<3911>がストップ高に張り付いて取引を終えた。Aimingは、この日のApp Store売上ランキング(ゲームカテゴリー)において、『ドラゴンクエストタクト』が2位となるなど、好調な推移を見せていることがあらためて評価されているようだ。

また、NJHD<9421>も朝方からストップ高買い気配に張り付いたまま、比例配分となった。NJHDは、子会社のゲームスタジオが「棋士・藤井聡太の将棋トレーニング」を手掛けており、その藤井聡太七段が初のタイトルとなる棋聖を獲得したことが株価の刺激材料となったもよう。

ほか、新作『駅メモ! Our Rails』を8月3日にリリースすることを発表したモバイルファクトリー<3912>が一時1083円まで買われ、スクウェア・エニックスHD<9684>やマイネット<3928>、ドリコム<3793>なども買われた。

半面、ブロッコリー<2706>やブシロード<7803>、ギークス<7060>などが売られ、前週末7月17日に発表した第1四半期において、第2四半期の営業損益の見通しを4500万円の赤字と発表したベクター<2656>の下げがきつい。


■関連銘柄
株式会社Aiming
http://aiming-inc.com/
自分たちの面白いをカタチに変える
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会社情報

会社名
株式会社Aiming
設立
2011年5月
代表者
代表取締役社長 椎葉 忠志
決算期
12月
直近業績
売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3911
企業データを見る
株式会社べクターホールディングス
https://corp.vector.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社べクターホールディングス
設立
1989年2月
代表者
代表取締役社長 渡邊 正輝/代表取締役副社長 加藤 彰宏
決算期
3月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2656
企業データを見る
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
企業データを見る
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
https://www.njhd.jp/

会社情報

会社名
株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
設立
1991年12月
代表者
代表取締役社長 筒井 俊光
決算期
6月
直近業績
売上高106億5200万円、営業損益8億6900万円の赤字、経常損益8億6500万円の赤字、最終損益12億3100万円の赤字(2022年6月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
9421
企業データを見る