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【Sp!cemartゲームアプリ調査隊】間もなく夏本番。長期間展開する「夏休み施策」で各社どのような取り組みを行っているのか

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スマートフォンゲームの日々の運用とその効果をリサーチし、ゲーム関連企業へマーケティングデータを提供するSp!cemart(スパイスマート)。ゲームアプリの運用情報をいつでもウォッチできる「Sp!cemartカレンダー」や、毎月発行しているレポートを提供している。

なかでもレポートは、各国ゲームアプリ市場の最新マーケットトレンド情報を毎月提供。レポート内では、売上・ダウンロードランキングや主要タイトルの運用データの総括・分析、注目のプロモーション事例や新規タイトル情報など、 定番情報に加え旬のテーマをピックアップしている。
 

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今回は、Sp!cemart協力のもと、じめじめとした梅雨の時期を吹き飛ばす、ひと足早い「夏休み施策調査」について紹介していく。同特集は、過去に「日本マーケットトレンドレポート(2020年2月号)」にも掲載された内容のため、調査時期は2019年施策が中心となるのであしからず。
   
(以下、Sp!cemartゲームアプリ調査隊より) 
 

【調査箇所】昨年のデータに基づいて「夏休み施策」の傾向を調査

 
運用型のソーシャルゲームにおいて、季節ごとは切っても切り離せないテーマです。それこそ年末年始やゴールデンウィークなどの大型連休には、多くのユーザーがゲームに向かうため、それに合わせたプロモーションやキャンペーンを打ち出す企業も存在します。

季節ごとのなかでも、「夏休み(7月~8月)」というワード・時期は見逃せません。水着や浴衣など、普段とは装いの異なるキャラクターたちが登場したり、夏に合わせたゲーム内イベントやプロモーション施策も盛り上がったりするものです。

そこでSp!cemartでは、ゲーム企業向けに提供している「日本マーケットトレンドレポート(2020年2月号)」において、「夏休み施策調査」を調査したレポートを掲載しました。今回の連載では、その中からランキング上位タイトルから2本を抜粋し、夏休み施策の特徴について紹介していきます。

▲実際のレポート内容。1タイトルに対して、該当時期のランキング推移と施策内容をカテゴリーに分けて詳細に紹介しています。施策内容もピックアップしながら、ゲーム上でどのように影響を及ぼしたのかも分析者の視点でまとめています。

なお、本特集では「夏休み時期」を2019年7月20日~8月31日と定義し、この期間中に実施されていた施策において「夏休み」「サマー」「バカンス」などといった文言が、各種お知らせ・施策名・イベント概要などに記載されていたものを調査対象としています。

そして調査タイトルでは、2019年7月20日~8月31日のApp Store平均セールスランキング上位タイトルにおいて、Spicemartでイベントデータを取得している10タイトルとなります(本連載ではそのうち『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ(以下、デレステ)』と『にゃんこ大戦争』の2本を抜粋して紹介)。
 

【デレステ】複数の夏休み仕様ガチャを同時に実施


■『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』

提供:BANDAI NAMCO Entertainment Inc.(開発:Cygames)
ジャンル:音楽&リズム
リリース日:2015年9月10日

●2019年7月20日~2019年8月31日に実施された夏休み関連施策


まずは『デレステ』の夏休み関連施策から抜粋。特徴としては、7月上旬~8月上旬にかけて、それぞれ「ログインボーナス」「期間限定イベント」「プレイ促進系」の施策を主体としたキャンペーンを実施していました。

そのほか夏休み仕様のキャラクターを排出対象とした3種類の限定ガチャ施策を同時に実施し、セールスランキングが上昇(72位→10位)。さらにランキングイベントの報酬に夏休み仕様のキャラクターや家具などを設定することで、ユーザーのモチベーションの向上を図った形となります。ここからは各施策を紹介していきます。

【ログインボーナス】
ログインボーナスは2種類実施され、いずれも有料アイテムのみを配布するタイプでした。これらの施策と同時期には4種類のガチャ施策が実施されており、配布された有料アイテムを利用してガチャを回したユーザーが多くいたものと予想します。

■プロデューサーさんと駆ける夏!キャンペーン①ログインボーナス

実施期間:2019/7/13~2019/7/22(配布日数:10日間)
報酬:有料アイテム×50(最大入手量:500相当額1,000円)

 ■サマーバケーションキャンペーン①ログインボーナス

実施期間:2019/7/27~2019/8/11(配布日数:16日間)
報酬:有料アイテム×50(最大入手量:800相当額1,600円)

【プレゼント(無料ガチャ)】
8月12日~21日にかけて無料ガチャ施策が1種実施され、常設の有料ガチャの単発を1日1回無料で回せました(最大10回分)。

なお、実施期間中に常設の有料ガチャへ新規キャラクターが2人追加されましたが、これらは夏仕様ではありませんでした。夏仕様のキャラクターを対象としたガチャ施策は別途実施されており、本施策では施策名に夏要素を含めるのみにとどめていたようです。


▲ガチャ購入画面

【マネタイズ(有料ガチャ)】

有料ガチャ施策は4種類が実施され、そのうち3種類は復刻、1種類は新規の期間限定キャラが目玉でした。

また、3種類の復刻ガチャは同日に実施されており、前日と比べてセールスランキングを72位から10位へ急上昇させた要因と考えられます。いずれも浴衣や水着といった定番のテーマを採用しており、復刻・新規ともに多くのユーザーの需要を満たした結果が、順位に表れたものと言えそうです。

■3つのガシャの期間限定アイドルが再登場!①浴衣でしっとりエンジョイサマーガシャ
(浴衣キャラが復刻対象)

実施期間:2019/7/26~2019/7/31
ガチャ種類:期間限定、復刻、有償限定(※)
※1日1回限定。単発を有料アイテム×60(120円相当)で回せる
消費有料アイテムの相当額:単発250個(500円)、102500個(5, 000円)

■3つのガシャの期間限定アイドルが再登場!②常夏謳歌♪なでしこサマータイムガシャ
(水着キャラが復刻対象)

実施期間:2019/7/26~2019/7/31
ガチャ種類:期間限定、復刻、有償限定(※)
※1日1回限定。単発を有料アイテム×60(120円相当)で回せる
消費有料アイテムの相当額:単発250個(500円)、102500個(5, 000円)

■3つのガシャの期間限定アイドルが再登場!③みんなで遊ぼう!夏色プールサイドガシャ
(水着キャラが復刻対象)

実施期間:2019/7/26~2019/7/31
ガチャ種類:期間限定、復刻、有償限定(※)
※1日1回限定。単発を有料アイテム×60(120円相当)で回せる
消費有料アイテムの相当額:単発250個(500円)、102500個(5, 000円)

■「水着で遊ぼう!SUN3サマーガシャ」開催!
(水着キャラがピックアップ対象)

実施期間:2019/7/31~2019/8/9
ガチャ種類:ピックアップ、期間限定、有償限定(※)
※1日1回限定。単発を有料アイテム×60(120円相当)で回せる
消費有料アイテムの相当額:単発250個(500円)、10連2500個(5, 000円)
 

【にゃんこ】複数の夏休み施策をふたつの時期に分けて実施


■『にゃんこ大戦争』

提供:ponos corporation
ジャンル:タワーディフェンス
リリース日:2012年11月15日


●2019年7月20日~2019年8月31日に実施された夏休み関連施策


『にゃんこ大戦争』では、7月~8月冒頭までと、8月5日から中旬にかけて、複数の夏休み施策を実施。長期に渡って実施せず、分けて実施することでユーザーの中だるみを回避しました。

また、本作の主役はタイトルが示す通り「ネコ」ですが、「夏休み施策」として人型の水着キャラを排出対象とした有料ガチャ施策を実施。実施時期(8/5~8/19)のセールスランキングの伸びは一見鈍いように見受けられますが、こういった施策の導入は「雰囲気作り」をはじめ、多くのユーザーのニーズに応える上で重要と思われます。

なお、8月12日に実施されたガチャ施策「極ネコ祭」では、セールスランキングが79位から20位まで上昇していたことから、これに備えた買い控えが発生した可能性も考えられます。ここからは各施策を紹介していきます。

【ログインボーナス】
ログインボーナス施策は、「にゃんこサマーフェスタ」の一環として実施された1種のみ。限定イベントや限定ミッションの達成に役立つ戦闘補助アイテム、有料ガチャ施策で使用可能なガチャ券などが配布されていることから、同フェスタへの参加率向上が狙いのひとつであると思われます。

■にゃんこサマーフェスタ⑩毎日ログインしてレアチケットやアイテムをゲット!

実施期間:2019/8/5~2019/8/19(配布日数:14日間)
目玉ボーナス:レアチケット(入手タイミングは9日目、最大入手量は1枚)
目玉以外の主な報酬:経験値、ゲーム内通貨、戦闘補助アイテムなど

【プレゼント(SNSキャンペーン)】
8月9日から8月13日の5日間、「夏休みグッズプレゼント」としてフォロー&リツイートキャンペーンが実施されました。参加方法は公式Twitterアカウントのフォローと、当該ツイートへのいいね・リツイートとシンプルなもので、連日2,600人以上を超えるリツイート数が集まっていました(下表)。

いいねとリツイート数の合計が1万件を突破することで「夏のにゃんこ特製壁紙」が全ユーザーへ配布されるという内容で、こちらも8月14日に公式Twitterより配信されました。ちなみに、特製壁紙の配信ツイートに対するリツイート数は990件、いいねは1,764件でした。


▲「夏のにゃんこ特別壁紙」

【マネタイズ(有料ガチャ)】
有料ガチャ施策は1種が実施され、水着姿のキャラクターが追加・復刻されていました。ネコ型ではなく、水着姿の人型キャラクターが排出対象となっており、実施初日のセールスランキングは50位でした。

同年7月25日に「『超激レア確定』キャンペーン」と同時に実施された「革命軍隊アイアンウォーズガチャ」では、初日に48位から9位に上昇。また8月12日に実施された「極ネコ祭り」では90位から19位に上昇していました。

つまり、本施策は魅力的な2つのガチャイベントに挟まれる形で実施されていたのです。もし、上記2施策とは離れた時期に実施されていた場合、また違った結果になった可能性は少なくないように感じられました。
 

【今後】2020年はコロナ禍でリアルイベント施策減


前述しているように、「夏休み施策」には水着など露出度の高い衣装に身をまとったキャラクターが登場したり、若年層の大型連休に合わせて一部タイトルのログイン率向上につながったりと、さまざまな事例が存在します。

また、クリスマスや年末年始など決まった日程・短い期間で取りまとめるだけではなく、7月・8月を横断する形で施策の実施期間が長いのも特徴です。だからこそ、夏(または夏休み)というテーマをいかに中だるみしないよう、創意工夫とクリエイティブでユーザーを楽しませるかが鍵を握ります。

実際に今回抜粋して紹介した2タイトルに関しては、複数の施策をふたつの期間に分けて展開したり、あえて趣向を凝らした施策を間に挟ませたり、長い期間を通してチャレンジ精神のある取り組みを行うなど、“長期”を上手く利用したケースもありました。

そのほか、今回取り上げたタイトル以外にも見られた施策として、グッズなどのマーチャンダイジングやライブ・フェスなどのリアルイベントの展開も見逃せません。実際に調査タイトルでは、大型連休に合わせて、ユーザーの現実世界における移動も活発になるため、コラボカフェやテーマパークでイベントを行うという、大型プロモーション施策も積極的に行われました。


▲昨年(2019年)に実施した施策「バンドリ! ガールズバンドパーティ! in 富士急ハイランド」

今年は新型コロナウイルスの影響もあり、今回調査した2019年のようなプロモーション施策の実現は難しいですが、ゲーム内やグッズの提供など、さまざまな形で「夏」の気分が存分に味わえる施策を各社考えていることだと思います。

Sp!cemartでは、ゲーム企業向けに提供している「日本マーケットトレンドレポート(20202月号)」において、上記の2タイトル以外にもセールスランキング上位の8タイトルの「夏休み施策」を詳細に取り上げています。

ぜひ、ご興味がある方は下記のお問い合わせページからご連絡ください。自社で「夏休み施策」を展開する際や、プロモーションを企画する際などの参考材料になれば幸いです。
 

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■執筆 <株式会社スパイスマート>
スマートフォンゲーム内運用に関する調査・分析を行うリサーチ事業とコンサルティング事業を展開しており、「Sp!cemart」というサービス名称で各種ソリューションを提供。

コーポレートサイト:http://corp.spicemart.jp/
Sp!cemart 商品に関する問合せ:info@spicemart.jp
 

■Sp!cemartゲームアプリ調査隊 バックナンバー

Vol.1 〜待望のシリーズ最新作『マリオカート ツアー』、リリースから直近1ヵ月の運営施策を探る〜

Vol.2 〜新作リズムゲーム『欅坂46・日向坂46 UNI'S ON AIR』、リリースから直近1ヵ月の運営施策を探る〜

Vol.3 〜初週で全世界1億DLを記録した『Call of Duty®: Mobile』、リリースから直近1ヵ月の運営施策を探る〜

Vol.4 〜Riot Games大特集。新作『Team Fight Tactics』の概要から『LoL』の直近プロモ・e-Sports施策まで〜

Vol.5 流入から定着まで繋げた7つの施策…大ヒット中の『FFBE 幻影戦争』、事前登録からリリース直後の施策を総まとめ

Vol.6 事前プロモ(ほぼ)なし…突如配信された『ワールドフリッパー』ヒットの背景。リリース前後の施策を分析

Vol.7 運営7周年を迎えた長期運営タイトル『にゃんこ大戦争』…長く愛される理由をゲーム“内外”の施策から分析

Vol.8 好調なリスタートを切った『魔界戦記ディスガイアRPG』、リリース中断から再開までの8ヵ月間の動向を分析

Vol.9 大ヒット中の『デュエル・マスターズ プレイス』、売上ランキング2位の背景をIP×マネタイズの観点から分析

Vol.10 スマホ向けパズルゲームのトップを走る『ガーデンスケイプ』の施策とシリーズの強みを分析

Vol.11 海外発のストラテジーゲーム『Rise of Kingdoms -万国覚醒-』がヒットの兆し。リリース前後の施策を分析

Vol.12 ヒットを生み出し続けるYostar待望の新作『アークナイツ』を分析。リリース前施策からマネタイズまで

Vol.13 売上ランキングTOP10入りの『メダロットS』を分析。既存ファンに向けた「メダロット」ならではの露出も

Vol.14 ゲームはスローライフだが運営施策は挑戦的…『どうぶつの森 ポケットキャンプ』これまでの歩み

Vol.15 目指したのは「リアルなミニ四駆体験の追求」…『ミニ四駆 超速グランプリ』ヒットの背景を分析

Vol.16 『モンスト』×「鬼滅の刃」コラボを分析…IP頼りで終わらず、推奨行動など多様な施策で盛り上げる

Vol.17 放置ゲームの新たな形『ロストディケイド』の挑戦。“放置させない”循環や独自性の高いマネタイズも

Vol.18 『モンスターハンター ライダーズ』はゲーム系IP作の新境地。改めて考えるモンスターの価値と魅力

Vol.19 原作再現度の高さで話題沸騰――大ヒット中『このファン』のゲーム内外施策を調査

Vol.20 新旧ではなく共存共栄――『あんさんぶるスターズ!!Basic&Music』リリース前後のゲーム内外施策を調査

Vol.21 周年施策から辿る『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』大ヒットの背景。1・2・3周年でなにが起こったのか

Vol.22 原作の裾野を広げる『ヒプノシスマイクARB』。話題沸騰の「ヒプマイ」ゲームアプリのリリース前後施策を分析

Vol.23 『ディズニーツイステッドワンダーランド』TOP3入りの背景。ゲーム内外の演出と注目ポイントを分析

Vol.24 無料DL・セルラン共に急上昇――最新作『あつ森』発売後、『どうぶつの森 ポケットキャンプ』で何が起こったのか

Vol.25 中国テンセントゲームズが放つ近未来MMORPG『コード:ドラゴンブラッド』が大ヒット。国内ユーザーに響いた理由を探る

Vol.26 セルラン首位を2度獲得した『FFBE 幻影戦争』。該当期間にフォーカスして徹底分析

Vol.27 放置ゲームの新たなヒット作『魔剣伝説』。“縦画面のMMORPG”を謳った功罪からゲーム概要まで

Vol.28 『Ash Tale~風の大陸~』が1周年。人気を継続する背景をゲーム内施策から紐解く

Vol.29 原作と二次創作へのリスペクトに満ち溢れた『東方LostWord』。大ヒット中の東方×スマホゲームの施策を分析

Vol.30 勢いが止まらない『ディズニー ツイステッドワンダーランド』…ランキング上位を維持する背景とその魅力

Vol.31 最近話題の「ハイパーカジュアルゲーム」。人気タイトル3本のマネタイズと画面UIを徹底分析

Vol.32 硬派な海外IPタイトルでも中身は日本人好み…『Fallout Shelter Online』国内ヒットの背景を分析
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企業情報(株式会社スパイスマート)

会社名 株式会社スパイスマート
URL http://corp.spicemart.jp/
設立 2015年7月
代表者 張青淳
決算期
直近業績 非開示
上場区分 未上場
証券コード

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