タイトー、20年3月期は1億1700万円の最終赤字に転落 『クリムゾンクラン』開始もサービス終了、『ラクガキ キングダム』は鋭意開発中

タイトーの2020年3月期の決算は、売上高457億0200万円(前の期比2.0%増)、営業利益8300万円(同93.6%減)、経常利益1億2800万円(同90.3%減)、最終損益1億1700万円の赤字(前の期は5億5100万円の黒字)となった。売上高は2013年3月期以来の450億円突破となったものの、営業利益と経常利益は大きく減り、最終は赤字転落となった。

同社は、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>の子会社で、アミューズメント施設の企画、運営、フランチャイズ事業のほか、アミューズメント機器の開発、製造、販売、レンタル、モバイルコンテンツの企画、開発、運営と配信などを行っている。

売上原価と販売管理費が伸びたことで収益を圧迫した。また、固定資産除却損1億0300万円、減損損失3億2900万円、店舗閉鎖損失引当金繰入額9800万円を特別損失として計上したことが最終赤字の要因だった。

なお、スマートフォンゲームについては、女性向けコンテンツ『クリムゾンクラン』を2019年7月にリリースしたが、今年4月にサービスを終了した。『ラクガキ キングダム』についてはリリースに向けて鋭意開発が行われている。

売上高と利益の推移は以下のとおり。