カヤック、1Q(1~3月)は売上高72%増、1.2億円の営業黒字に転換 ハイパーカジュアルゲーム『Park Master』の広告収入が増収をけん引

カヤック<3904>は、5月14日、2020年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高24億円(前年同期比72.3%増)、営業利益1億2600万円(前年同期1億1600万円の赤字)、経常利益2億2000万円(同1億1700万円の赤字)、最終利益8700万円(同9700万円の赤字)と大幅増収、黒字転換を達成した。
 

①クライアントワーク…売上高5億9300万円(前年同期比3.7%減)
スマートフォンの普及や新しい技術の出現を背景に、WEB領域にとどまらないリアルと連動した案件が増加傾向となった。

②ゲーム…売上高10億4000万円(同146.3%増)
2019年9月にリリースした『クロス×ロゴス』は、当初の想定よりも弱含みで推移したことから2月27日に全てのサービスを終了した。一方、ハイパーカジュアルゲームの『Park Master』のダウンロード数は全世界で3,200万を超え、その広告収入が増収をけん引したほか、カヤックアキバスタジオでの受託ゲーム開発も拡大基調となった。

③ゲームコミュニティ…売上高4億400万円(同164.7%増)
新型コロナウイルスの感染拡大予防による政府のイベント中止・延期要請を受けて、リアルイベントの開催が減少する一方、オンライン上でのゲームイベントは拡大した。第1四半期におけるTonamelの大会開催数は520件となり、過去最高を更新した。

④地域資本主義…の売上高1億3500万円(同437.3%増)
2020年2月に「SMOUT」の移住希望登録者数が1万人を突破し、「まちのコイン」が小田原市でのプレサービスを開始した。

⑤その他サービス…売上高2億2600万円(同28.1%増)
ウェディングプランナーとユーザーをつなぐブライダルプラットフォーム「プラコレWedding」などが順調に成長を続けた。この結果、その他サービス関連のとなりまし
た。

なお、2020年12月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高71億円(前期比11.2%増)、営業利益2億円(黒字転換)、経常利益1億5000万円(黒字転換)、最終利益7000万円(黒字転換)の見込み。
 
株式会社カヤック
http://www.kayac.com/

会社情報

会社名
株式会社カヤック
設立
2005年1月
代表者
代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
決算期
12月
直近業績
売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3904
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