アクセルマーク、2Q(10~3月)は4.4憶円の営業赤字を計上 『カラーピーソウト』の運用見直しやブロックチェーンゲームへの投資で

アクセルマーク<3624>は、5月14日、2020年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、売上高14億3400万円(前年同期比0.7%減)、営業損益4億4400万円の赤字(前年同期2億8700万円の赤字)、経常損益4億4000万円の赤字(同2億9200万円の赤字)、最終損益6億3600万円の赤字(同7億7800万円の赤字)となった。

なお、最終損益の赤字が膨らんでいるのは、固定資産の減損損失や投資有価証券評価損など1億9400万円を特別損失として計上しているためとなる。
 

各セグメント別の状況は以下の通り。

①ゲーム事業…売上高3億100万円(前年同期比33.1%減)、セグメント損益3億5100万円の赤字(前年同期1億8000万円の赤字)
前年同期とゲームタイトルの構成が変化していることに加え、第1四半期にパズルゲーム『COLOR PIECEOUT(カラーピーソウト)』の運用方針を見直した。注力しているブロックチェーンゲーム分野は、『コントラクトサーヴァント -card game-』が正式サービスの開始以降、初となるクラウドセールにて、サーヴァントと呼ばれるカードの販売を行った。

また、ブロックチェーンゲーム市場の健全化および活性化を目指し、複数社の共同で立ち上げた「ブロックチェーンコンテンツ協会」では、既存法を基に最低限守るべき内容をまとめたガイドラインを公表した。

②広告事業…売上高10億7700万円(同16.3%増)、セグメント利益1400万円(同66.0%減)
アドネットワーク「ADroute」および運用代行サービス「トレーディングデスク」が伸長し、特に「ADroute」は過去最高の単月売上高を更新したことなどにより増収となったが、IoT分野の取り組みに対する先行投資により減益となった。

③and Experience事業…売上高5800万円(同11.5%減)、セグメント損益3200万円の赤字(前年同期7400万円の赤字)
IPを活用したサービスとしてオンラインくじサービス「くじコレ」や「プリントくじコレ」などを運営しているが、事業構造の転換を図る上で、これらのサービスについて、他社への移管の検討を進めるとともに、ブロックチェーンゲーム情報メディアを中心としたブロックチェーン関連サービスに注力した。

なお、2020年9月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高30億円(前期比3.6%増)、最終損益9億4000万円の赤字(前期12億円の赤字)の見込み。
 
アクセルマーク株式会社
http://www.axelmark.co.jp/

会社情報

会社名
アクセルマーク株式会社
設立
1994年3月
代表者
代表取締役社長 松川 裕史
決算期
9月
直近業績
売上高21億4400万円、営業損益9800万円の赤字、経常損益1億円の赤字、最終損益1億200万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3624
企業データを見る