ミクシィ、「みてね基金」を設立 コロナウイルスの影響を受ける子育ての課題解決を支援 笠原会長の寄付金10億円が原資


ミクシィ<2121>は、4月13日、子育ての課題解決を支援することを目的に「みてね基金」の設立を発表した。

「みてね基金」は、「みてね」の事業責任者でもある同社の取締役会長の笠原 健治氏が個人として寄付する資金10億円を原資にしている。同基金では、子どもやその家族を取り巻く社会課題の解決に取り組んでいる団体に対して活動資金を提供するほか、団体の活動内容を「みてね」のユーザーに紹介することで、社会課題そのものや、団体とその取り組みの認知向上にも貢献していくという。

同基金の名称は、ママ・パパが撮った子どもの大切な写真や動画を、祖父母や親戚など招待した家族だけに簡単に共有することができる、写真・動画共有アプリから。

支援団体の対象は、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標/Sustainable Development Goals)で掲げられた「2030年までに世界が達成すべき17の目標」を参考に、子どもや家族に関わる5つの領域を設定している。
 
<支援団体の対象とする5つの領域>
※第一期においては、以下の領域で新型コロナウイルスの影響を受ける子育て家庭に対して支援活動を行う団体を対象。

1.病気(難病・障害)
小児がんや難治性小児疾患を抱える子ども、またそれ以外の難病や障害のある子どもに健康と福祉を提供していくことを目的としている。

2.教育(児童養護・教育格差)
経済格差や家庭環境によって生まれる学力格差・教育格差を埋めるために、すべての子どもに平等な教育機会を提供することを目的としている。

3.貧困(経済的な貧困)
国内の7人に1人の子どもが「相対的貧困」とされ、特にひとり親世帯における子どもの相対的貧困率は5割を超えます※1。当基金では、すべての子どもに不自由のない暮らしを提供することを目的としている。

4.出産(不妊・妊活・妊娠中および産後)
国内で5.5組に1組の夫婦が不妊の検査や治療の経験があるとされている。また、妊娠中や産後においても、ストレスや不安を抱える方も多くいる。当基金では妊娠前・妊娠中や産後における不安を軽減していくことを目的としている。

5.虐待(虐待防止)
児童虐待の相談件数は平成30年度に16万件近くに上り、社会問題化している。こうした実情に対し、虐待をしない子育て環境の提供を目的としている。


■ 「みてね基金」概要
 
名称 みてね基金
設立年月日 2020年4月13日(月)
支援内容 子育てをめぐる社会課題の解決に取り組んでいる団体への資金提供および団体の認知向上に向けた情報発信
支援対象団体 下記領域において、国内外を問わず子どもおよび家族への支援活動を行う団体
1.病気(難病・障害)
2.教育(児童養護・教育格差)
3.貧困(経済的貧困)
4.出産(不妊・妊活・妊娠中および産後)
5.虐待(虐待防止)
※第一期においては、上記領域にて新型コロナウイルスの影響を受ける子どもやその家族に対して支援活動を行う団体を対象とする
運営協力 NPO法人ETIC.
URL https://media.mitene.us/archives/1583
支援活動のイメージ

 
 
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6700万円、営業利益248億2000万円、経常利益182億5000万円、最終利益51億6100万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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