Eガーディアン、10~12月は2ケタ増収増益を達成…ソーシャルサポートやWEBセキュリティサービスが伸びる

イー・ガーディアン<6050>は、2月3日、第1四半期(2019年10~12月)の連結決算を発表し、売上高18億5400万円(前年同期比15.1%増)、営業利益3億5900万円(同20.6%増)、経常利益3億7400万円(同17.6%増)、最終利益2億3300万円(同12.9%増)だった。主力のソーシャルサポートが好調に推移したほか、WEBセキュリティサービスやハードウェアのデバッグサービスなどが伸びた。

 


① ソーシャルサポート
監視・CSだけではなく、運用や分析といった多種多様な新サービスの展開や既存顧客への深耕営業に注力した。加えて、CtoCサービスにおいて、違法性のある取引が問題視されていることを背景に、SNS上のキーワード調査を行うことにより不正取引を検知するCtoCパトロールサービスの提供を開始した。その結果、売上高は7億0200万円(同27.4%増)となった。

② ゲームサポート
豊富な運用実績とノウハウの蓄積により既存顧客との関係の強化を目指すと同時に、デバッグを提供するEGテスティングサービスと連携したサービスの提供、日本市場に参入する中国系及び韓国系海外ゲーム企業の多言語カスタマーサポートの受注に注力した。また、クラウドゲームの盛り上がりを背景にリアルタイムかつ快適な環境の運用に貢献するクラウドゲームトータルサポートの提供を開始した。その結果、売上高は6億5000万円(同1.8%増)となった。

③ アド・プロセス
既存の広告審査業務だけでなく、広告枠管理から入稿管理、広告ライティング等の提供サービスの拡大に注力するとともに、派遣・常駐型業務と当社センター業務を組み合わせた運用に加え、自社開発したRPAの活用により競合他社との差別化を図り、既存顧客への深耕営業を目指してきた。また、インターネット広告市場の拡大に伴う人手不足を背景に、広告専門人材育成・派遣サービスの提供を開始した。その結果、売上高は2億2600万円(同1.1%減)となった。

④ その他
サイバーセキュリティ分野では、EGセキュアソリューションズが、脆弱性診断サービスに加えWEBセキュリティコンサルティングに注力した。グレスアベイルは、次世代クラウド型WAFサービス「GUARDIAX」を開発・提供した。また、電子デバイス等のハードウェアに対するデバッグ事業では、EGテスティングサービスが、ソフトウェアのデバッグ事業とシナジーを発揮し、既存顧客への深耕営業や新規開拓を図り、シェア拡大を目指した。その結果、売上高は2億7500万円(同43.8%増)となった。

続く2020年9月通期は、売上高74億円(前期比13.2%増)、営業利益12億0100万円(同2.9%増)、経常利益12億2100万円(同1.6%増)、最終利益8億5000万円(同1.2%増)を見込む。

 
イー・ガーディアン株式会社
https://www.e-guardian.co.jp/

会社情報

会社名
イー・ガーディアン株式会社
設立
1998年5月
代表者
代表取締役社長 高谷 康久
決算期
9月
直近業績
売上高117億5200万円、営業利益22億7200万円、経常利益23億1400万円、最終利益16億8900万円(2022年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6050
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