​CA Tech Kids、Cygames・伊万里市と共同で小学生プログラミング特待生の募集開始 講師不足の課題を解消するeラーニングシステム活用の学習を提供


​CA Tech Kidsは、Cygamesと、佐賀県伊万里市と三者共同で取り組む、小学生を対象とした「”Cygames presents” IMARI Kids プログラミング特待生」の募集を開始した。

本取り組みは、伊万里市内の小学4年生から6年生を対象に希望者を募り、プログラミング学習を無償で提供するもの。特待生は、半年間の支援期間において、eラーニングシステムを活用したプログラミングの自学自習に取り組み、毎月1回程度、CA Tech Kidsの講師による対面のサポートを受けることができる。また、PCやインターネット環境に必要な機器類も無償で借りることが可能となる。

本取り組みの背景として、CygamesとCA Tech Kidsは2019年10月から11月にかけて伊万里市内の全ての小学6年生を対象に、プログラミングワークショップ「”Cygames Presents” Tech Kids CAMP in IMARI」を実施。サイゲームスが提供するイラストや音素材を用いた簡単なゲーム開発体験を通して、子どもたちにプログラミングの楽しさや可能性を伝えてきた。

そうした中、熱心にプログラミングに取り組む子どもに対し、さらに学習を深めることができる環境を提供したいという想いから、本取り組みの構想に至った。CygamesはPCの寄贈やゲーム開発素材の無償提供など、子どもや学生を対象としたプログラミング教育支援を積極的に展開し、本取り組みにおいても学習に必要な機器類の全面提供を行う。

現在、2020年度から始まる小学校でのプログラミング教育必修化を前に、プログラミング講師や指導体制の不足が課題となっている。

全市町村教育委員会におけるプログラミング教育に関する取組状況等調査では、約7%の教育委員会が「最低限必要と考えられる指導体制の基礎が整っていない」と回答するなど、地方によって指導体制の整備状況にばらつきがあることが明らかとなっている。

この課題に対処すべく、CA Tech Kidsでは、運営するeラーニングシステムを活用することで、講師に依存せず、効率的で本格的なプログラミング学習のソリューションを提供し、子どもたちが住んでいるエリアに関わらず、等しく継続的な学習を続けられる環境の実現に取り組む。

▼2019年伊万里市で開催したワークショップの様子



”Cygames Presents” IMARI Kids プログラミング特待生 募集概要
【募集締切】2月12日まで
【対象者】同市内の小学4年生~6年生(2020年1月時点)
【選抜人数】10~20名程度を予定
【応募方法】各学校(クラス担任)を通じての応募に限る
【共催】佐賀県伊万里市、Cygames、CA Tech Kids
【詳細】 伊万里市HP(https://www.city.imari.saga.jp/16197.htm)を参照。