東京大学とドコモ、カメラだけで空間ごとモーションキャプチャ技術を公開 エンタメやスポーツ、3Dアニメーション作成への活用も


東京大学大学院情報理工学系研究科 中村仁彦研究室と、NTTドコモの研究チームは、広い空間における複数人のモーションキャプチャを行う技術の開発を発表した。

同技術は中村研究室の開発したカメラ映像だけでモーションキャプチャを行う技術「VMocap(ブイモーキャプ)」を応用することで、特殊な装置やスーツを必要なくなった。

これにより、スポーツの試合やライブ会場など、従来モーションキャプチャが困難だった場所でも手軽にモーションデータを取得し、運動解析や3Dアニメーション作成ができる。

両者は本技術を用いて、サッカー・野球・体操・フィギュアスケートなどのスポーツに適用し、トレーニングや戦術解析、障がい予防、運動のアーカイブ化などに役立ていくという。また、エンターテインメント領域における3Dアニメーション作成、介護・リハビリ現場での運動評価などにも活用するする狙いもあるようだ。

なお1月23日から1月24日に開催する「DOCOMO Open House2020」で本技術に関するデモ展示を行う。
 
 
<図1>複数人ビデオモーションキャプチャのイメージ