JR東日本、MaaSアプリ『Ringo Pass』iOS版の配信開始 タクシーの決済が可能に、春にはシェアサイクルへの対応も


JR東日本<9020>は、1月16日、都市型MaaSアプリ『Ringo Pass』のiOS版の配信開始を発表した。

同アプリを利用することで、シェアサイクルやタクシーなどを利用できる。1月16日の時点ではタクシーの決済と地図上には空車のタクシー(※)の走行位置が見えるという。

(※)現在、国際自動車のみ

今回のアプリの配信は、グループ経営ビジョン「変革 2027」において、移動のための検索・手配・決済をオールインワンで提供する「モビリティ・リンケージ・プラットフォーム」を構築し、「シームレスな移動」「総移動時間の短縮」「ストレスフリーな移動」の実現を目指していることが背景にあるようだ。

 
■Ringo Pass の利用イメージ
 


■利用できるモビリティサービス 

(1) タクシー(都内 23 区、武蔵野市、三鷹市)
2020 年 1 月 16 日以降順次対応



2020 年春対応予定



 2020 年春時点の対応台数:約 9,000 台



・Ringo Pass の地図上で空車タクシーの走行位置が確認できます。
※2020 年 1 月 16 日時点では国際自動車のみ表示されます。

・みんなのタクシー株式会社との事業提携に基づき、後部座席タブレット画面に表示される「QRコード」を Ringo Pass で読み取ることで、事前に決済予約が完了し、目的地に到着した際にドライバーと運賃支払のやりとりをせずに、降車できます。

(2)シェアサイクル
2020 年春対応予定(全国のドコモ・バイクシェア直営ポート)

・Ringo Pass 上でポートの位置と、利用可能な台数が確認できる。

・ポートに駐輪されているシェアサイクルの「リーダー(読み取り機)」に、Ringo Pass にあらかじめ登録した Suica をタッチするだけで、予約することなくシェアサイクルを借りることができる。

・利用料金は利用終了時に確定し、その都度支払うことなく、月末に 1 か月分をまとめてクレジットカードで引き落としを行う。


なお、『Ringo Pass』のAndroid版に関しては現在開発中とのこと。


■関連サイト

公式サイト