【イベント】『龍が如く7 光と闇の行方』完成披露会をレポート…最新トレーラーから垣間見えるシリーズならではの"人間ドラマ"にも注目!

 
セガゲームスは、11月13日、都内・恵比寿ガーデンルームにて「『龍が如く7 光と闇の行方』完成披露会」を開催した。
 
当日は、『龍が如く』シリーズ総合監督の名越稔洋氏が登壇したほか、ゲストとして本作の主人公・春日一番役を務める中谷一博さん、堤真一さん、安田顕さん、中井貴一さん、鎌滝えりさん、沢すみれさん、柳いろはさんら本作出演への想いや収録時のエピソードを披露した。

 

■今作では”成り上がり”や”仲間との絆”がキーワードに

 
イベントが始まると、まずは名越氏が登壇して挨拶を行った。
 

▲セガゲームス 取締役CPOで『龍が如く』シリーズ総合監督の名越稔洋氏。
 
これまではゲームシステム部分にスポットを当てて紹介をしてきた本作だが、今回はドラマ部分に集中して魅力をお伝えしていくとのことで、会場では早速、最新のストーリートレーラーが上映された。
 

 
 
 
 
約11分に渡る上記のトレーラーでは、荒川真斗と春日一番の過去に始まり、仲間との繋がりが伺えるシーンや、驚きの展開が垣間見える豪華すぎるものに仕上がっていた。
 
 
▲動画の後半には、前作までの主人公である桐生一馬の姿も。トレーラーの中では今にも決闘が始まりそうな雰囲気だが、桐生が物語の中でどのような立ち位置になるかにも注目したいところだ。
 
また、本作のテーマ曲が湘南乃風、中田ヤスタカ氏が手掛けた「一番歌」であることも明かされた。名越氏は、お祭りソングにしたかったという想いがある一方で、自身が病床に伏せっていた際に、一度断ったにも関わらず治ることを信じて一緒に作り上げてくれた思い出深い作品になっているという裏話まで明かしてくれた。
 

 
続いて、ゲストとして中谷さん、堤さん、安田さん、中井さん、鎌滝さん、沢さん、柳さんが順に登壇。それぞれ、自身が演じたキャラに対しての想いや、オファーをもらった際のエピソードなどを語った。
 
まずは新主人公である春日一番について。名越氏は、寡黙でたくましい存在だった桐生に対して、春日は弱みを持っていたりすぐに人を信じたりと”人間らしさ”が全面に出たキャラになっているとのこと。
 
 
▲春日一番役の中谷一博さん。かつて『龍が如く』シリーズで錦山彰を演じていたことから「差別化を図らなければいけない」という想いがあったものの、周りに頼もしい仲間たちがいたおかげで気負わずに収録に挑むことができたとの話だった。
 
また、春日のかつての兄貴分であり若頭である沢城丈に関しては、鬼軍曹的な、いわゆるこわもての存在になっているとのこと。物語の中でもかなり重要な役どころを担っており、現時点で話せる部分は少ないと述べた。
 
 
▲沢城丈役の堤真一さん。中井貴一さんの出演が自身が出演する決め手にもなったという堤さんは、今までにやったことがないことなので、ゆっくりと気長に録音をさせてくださいとお願いしたというエピソードを語った。
 
飄々としていて掴みどころがなく、語っている言葉に真実があるのか、計算があるのか読めないキャラだというナンバ。潔癖症のホームレスという癖の強いキャラを安田さんはバッチリと演じ切ってくれたと名越氏も絶賛だった。
 
 
▲ナンバ役の安田顕さん。完成したCGを見た安田さんは「見た目が自分より自分らしい」とコメント。自分そのものが動いているのが嬉しい、と改めて喜びを噛み締めた。
 
中井さん演じる荒川は、春日一番が最も恩を感じている人物であり、作品の柱になる役どころであるという。物語の要所で登場して話を大きく動かしていく存在であるとのことだ。また、出演していないシーンも今何をしているのか、過去に何をしていたのか、今見ているもので裏側を想起させる存在感が必要なので、この難しい役どころを演じられる人物として中井さんにオファーをお願いしたという経緯も語られた。
 
 
▲荒川真澄役の中井貴一さん。荒川の印象を問われた中井さんは、任侠映画を撮る際にも大切にされていた”任侠道”を持っており、義理や恩を重んじる組長であると答えた。また、春日は荒川のそういった部分に惚れこんでいるという話だった。
 
最後に、鎌滝さん、沢さん、柳さんらの役どころについては、熱いドラマの合間に少しほっとさせてもらえるような存在となっており、男性ファンは楽しみに待ってほしいと伝えた。また、演じるにあたって工夫した点を問われた鎌滝さんは、春日一番をサポートする役割なので、プレイヤーの方々に親しんでもらえるよう、仲間として愛してもらえるように収録に挑んだと答えた。
 
 
▲左から順に、沢すみれさん、鎌滝えりさん、柳いろはさん。鎌滝さんは「『龍が如く最新作』助演女優オーディション」にてグランプリを受賞、沢さん、柳さんは審査員特別賞を受賞して本作に出演となった。
 
イベント後半には、来場者からの質問に答えるコーナーも。本作において印象に残っていることを問われた堤さんは、台本が段ボールで届いたことに驚いたと回答。これには、中井さんや安田さんも同意しており、舞台や映画と比べてもかなりのボリュームだったようだ。また当初は、自分の台詞だけを覚えようとして台本を読み始めたが、あまりにも内容が面白く、どんどん続きが知りたくなってしまい大量にあった台本を全部読んでしまったというエピソードも語ってくれた。
 
最後に、中谷さん、名越氏からそれぞれファンにメッセージが届けられた。
 
中谷さん「今回、いろいろなキーワードがあるが、仲間というものの大切さや、『龍が如く』の重厚なドラマは『7』になっても変わっていません。名越さんがいつも仰られている「ゲームはもっと踏み込めないのか」という言葉が『龍が如く』にも当てはまっていて、『龍が如く』にも踏み込んだ人間ドラマになっています。今までのシリーズを上回る会心の一撃をお届けできると確信しておりますので、ご期待してお待ちいただければと思います」
 
名越氏「(本作には)“成り上がり”というキーワードがあります。自分が目指すものや、幸せとは何だというところを今回どういう風に説明しようかということを考えました。技術が発展してSNSなど便利なところはありますが、情報が蔓延していることである種の諦めが生まれてしまったりします。そういうところを応援できるのが、エンターテインメントメディアの役割のひとつだと思っています。その中の一端を担わせていただいている我々としても、ゲームという形から”そうじゃないよ”と届けていきたい。ひとりひとり目指すものがあって、それは自分次第でしょというところを今回の作品なりの表現として提案できていると思います」
 

 
そんな『龍が如く7 光と闇の行方』は、プレイステーション4専用ソフトウェアとして2020年1月16日に発売。本日(11月13日)より、体験版の配信を開始している。また、初回特典として、DLC装備アイテム「真島建設備品セット」プロダクトコードと、『龍が如く』コラボブランドグッズ抽選権が封入されることが明かされた。
 

 
【コラボブランドグッズ一覧】
・CROSS

 
・ZIPPO

 
・寅壱

 
・DRAGON & TIGER

 
・ニューエラ

 
・BOSTON CLUB

 
・FUTURE FUNK

 
・BlackEyePatch

 
・M・A・R・S


 
(取材・文 編集部:山岡広樹)



■『龍が如く7 光と闇の行方』
 

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(C)︎SEGA
株式会社セガ
https://www.sega.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社セガ
設立
1960年6月
代表者
代表取締役会長CEO 里見 治紀/代表取締役社長COO 杉野 行雄/代表取締役副社長 内海 州史
決算期
3月
直近業績
売上高1916億7800万円、営業利益175億3900万円、経常利益171億9000万円、最終利益114億8800万円(2023年3月期)
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