【ゲーム株概況(11/1)】決算発表材料に任天堂、コナミHD、セガサミーHDが大幅高 オンラインパチンコ・パチスロのOBT開始でサイバーステップが一時S高

11月1日の東京株式市場では、日経平均株価は反落し、前日比76.27円安の2万2850.77円で取引を終えた。米中の貿易交渉の先行き懸念から米国市場が下落し、国内市場も3連休を前に利益確定売りに押された。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ケイブ<3760>が4ケタ大台を回復したほか、前日10月31日決算発表を行った任天堂<7974>とコナミHD<9766>、セガサミーHD<6460>が揃って大幅高した。任天堂は、「Nintendo Switch」の販売好調で市場予想を上回る着地となったとみる向きが多いようだ。

また、PCブラウザ上でオンラインで本物のパチンコ・パチスロを遊ぶことができるサービス「オンパチ」のオープンβテストを開始したと発表したサイバーステップ<3810>が一時ストップ高まで買われた。

半面、ドリコム<3793>やサイバーエージェント<4751>がさえず、日本一ソフトウェア<3851>が大幅続落した。日本一ソフトは、『魔界戦記ディスガイアRPG』のAndroid向け接続テストが開始となり、サービス再開までのカウントダウンが始まった感が強まっているが、8月の1200円近辺から直近は1900円台まで買われてきていただけに、先回りしての利益確定の売りが出る格好となっているようだ。

なお、前日急騰したエヌジェイホールディングス<9421>は、子会社のゲームスタジオがコナミデジタルエンタテインメントの最新作『ラブプラス EVERY』の受託開発を行っていたことを明らかにしたが、目先の材料出尽くしとみた売り物に押される展開となった。


■関連銘柄
サイバーステップ株式会社
https://corp.cyberstep.com/

会社情報

会社名
サイバーステップ株式会社
設立
2000年4月
代表者
代表取締役社長 佐藤 類
決算期
5月
直近業績
売上高74億1600万円、営業損益13億5300万円の赤字、経常損益14億8800万円の赤字、最終利益20億9700万円の赤字(2022年5月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3810
企業データを見る
任天堂株式会社
http://www.nintendo.co.jp/

会社情報

会社名
任天堂株式会社
設立
1947年11月
代表者
代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
決算期
3月
直近業績
売上高1兆6016億円、営業利益5043億円、経常利益6010億円、最終利益4327億円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7974
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