【決算カレンダー】19年7~9月期のゲーム関連株の決算スケジュールを探る 9月本決算発表のサイバーエージェント ドリコムは利益拡大局面入りなるか

2019年7~9月期決算の発表が今週末から来月中旬にかけて本格化する。もちろんゲーム関連株も例外ではなく、本日(10月18日)発表予定のモバイルファクトリー<3912>の第3四半期決算を皮切りに発表シーズンに入っていく。

今回の記事では、まずはシーズン前半となる10月中に発表を予定している銘柄を取り上げたい。前述の通り、10月18日にモバイルファクトリーが発表の先陣をきることになるが、この10月中にはサイバーエージェント<4751>が9月本決算の発表を予定しているほか、大手ゲームでは任天堂<7974>やカプコン<9697>、コナミHD<9766>なども発表を予定している。

発表の集中日は10月30日、10月31日の2日間で、前述のサイバーエージェントとグリー<3632>が30日、任天堂、コナミHD、アカツキ<3932>、ドリコム<3793>などが31日に決算発表を行う予定だ

なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
 

【注目銘柄①】サイバーエージェント<4751>


7月に発表した第3四半期決算とともに2019年9月通期の業績予想を上方修正を発表した同社だが、コスト適正化への取り組みに加え、ゲーム事業において主力タイトルが周年イベント実施後の反動を吸収し、四半期ベースで過去3番目の売上を記録した。なお、新作は2019年内に5タイトルを提供する予定であるが、5月にリリースしたサムザップの『リンクスリングス』以外は2020年9月期以降の業績寄与ということになりそうだ。
 

【注目銘柄②】ドリコム<3793>


ブラウザゲームプラットフォーム「enza」が収益計上フェーズに入ってきたことに加え、既存アプリも不採算タイトルの配信中止や運用体制の見直しなどで第1四半期(4~6月)決算は四半期ベースで黒字転換を達成した。なお、今期はクオリティを重視した新作IPタイトル2本をリリースする予定としており、利益拡大フェーズに入っていくことができるのか注目される。


 
発表予定日 コード 会社名 決算期末 種別
10月18日 3912 モバイルファクトリー 12月 3Q
10月23日 2656 ベクター 3月 2Q
10月25日 3635 コーエーテクモHD 3月 2Q
10月25日 4816 東映アニメーション 3月 2Q
10月25日 9478 SEHD&インキュベーションズ 3月 2Q
10月29日 3911 Aiming 12月 3Q
10月29日 9437 NTTドコモ 3月 2Q
10月29日 9697 カプコン 3月 2Q
10月30日 3632 グリー 6月 1Q
10月30日 3667 enish 12月 3Q
10月30日 3938 LINE 12月 3Q
10月30日 4347 ブロードメディア 3月 2Q
10月30日 4348 インフォコム 3月 2Q
10月30日 4751 サイバーエージェント 9月 本決算
10月30日 6758 ソニー 3月 2Q
10月30日 9438 エムティーアイ 9月 本決算
10月31日 2497 ユナイテッド 3月 2Q
10月31日 3793 ドリコム 3月 2Q
10月31日 3932 アカツキ 3月 2Q
10月31日 4644 イマジニア 3月 2Q
10月31日 6460 セガサミーHD 3月 2Q
10月31日 7844 マーベラス 3月 2Q
10月31日 7974 任天堂 3月 2Q
10月31日 9766 コナミHD 3月 2Q
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
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