『ドラゴンクエストウォーク』が15日連続の首位と好調持続 首位の牙城に『モンスト』『FGO』がどう挑むのかに関心…Google Play売上ランキングの1週間を振り返る


10月7日~10月11日のGoogle Play売上ランキングの動きを振り返ってみたい。この週は、スクウェア・エニックスの『ドラゴンクエストウォーク』が1週間にわたり首位をキープした。なお、これで15日間連続の首位となる。

来週はこの『ドラゴンクエストウォーク』の首位の牙城をどこが崩していくのかが焦点となる。『モンスターストライク』や『Fate/Grand Order』がその有力候補で、特に『モンスト』は6周年施策の展開が売り上げに大きく貢献してくることが期待される。

また、App Storeランキングではトップ入りも果たしている『マリオカート ツアー』がGoogle Playランキングでもどこまで順位を伸ばすことができるのかにも注目したい。


 
■10月7日
 
10月7日10時現在のGoogle Playの売上ランキング(ゲームカテゴリー)は、トップ30圏内の順位が土曜日から変動しておらず、『ドラゴンクエストウォーク』が引き続き首位をキープしている。これで『ドラゴンクエストウォーク』は、12日間連続で首位となった。

売上ランキングに変化がないため、本日は人気の無料ランキング(ゲーム)にフォーカスあててみよう。現在同ランキングの首位は、任天堂<7974>とディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>と共同開発タイトル『Mario Kart Tour(マリオカート ツアー)』が獲得している。
 
『マリオカート ツアー』は、10月2日15時より、「マリオ(バンドマン)」が登場した「ニューヨークドカン②」を開始、App StoreではTOP10入りを果たしており、Google Playにも続く可能性がある。
 

また、2位にはActivisionとTencentの『Call of Duty: Mobile』が2位につけている。ActivisionとTencentが10月1日に配信を開始した同タイトルだが、日本のApp StoreではTOP20内に、米国App Storeの売上ランキング(ゲーム)で1位を記録しているなど非常に好調だ。Google Playでも今後大きく順位を伸ばしていく可能性があり、『荒野行動』や『PUBG』といったタイトルへの影響も含めて、今後注目のタイトルだろう。

 
 
■10月8日
 
上位陣では、『モンスターストライク』がこの日も好調を維持し、6日間連続で2位をキープしている。『モンスト』では直近の施策として、10月5日22時より新たに獣神化が可能になった「ロビン・フッド」も登場するガチャ「グリーンファンタジー」(関連記事)を、昨日いっぱいまで開催していた。

また、2019年10月10日に6周年を迎えることを記念した6周年感謝キャンペーン(関連記事)も続々実施予定となっており、今後首位を奪還できるか注目が集まる。
 
出所:AppAnnie(本日分は弊社にて追記)


その他、37Gamesの『日替わり内室』が前日45位→29位でトップ30に復帰を果たした。『日替わり内室』は、10月7日22時までイベント「食欲の秋」を開催していたほか、10月1日~3日22時までの期間、前田利家特別スキン-槍の又左が登場するイベントを実施中。これら施策がゲーム内を活性化させ、順位を押し上げたものと思われる。
出所:AppAnnie(本日分は弊社にて追記)
 
 
■10月9日
 
『ドラゴンクエストウォーク』が首位をキープしたほか、『Fate/Grand Order』が前日から1ランクアップで2位に浮上した。

上位陣では、スクウェア・エニックスの『星のドラゴンクエスト』が前日159位→7位と急上昇している。『星ドラ』は、10月6日0時より、宝箱ふくびき「命竜そうび」、宝箱ふくびき「ルビスそうび」、宝箱ふくびき「黄金竜そうび」と3つの宝箱ふくびきが登場しており、順位を押し上げる要因になっているもよう。
 
出所:AppAnnie(本日分は弊社にて追記)

 

また、バンダイナムコエンターテインメントの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が、20ランクアップでトップ5入りを果たした。『ドッカンバトル』は10月5日より「師弟の絆」カテゴリガシャを開催。こちらは新たなカテゴリ「師弟の絆」に関連するキャラクターたちをピックアップしており、連続ガシャはピックアップSSRが必ず1体登場し、さらに最初の3回までは龍石30個で引くことができるということで、ユーザーから好評のようだ。
 
出所:AppAnnie(本日分は弊社にて追記)


その他、ZLONGAMEの『ラングリッサー モバイル』が、26ランクアップでトップ30に復帰を果たした。本作は10月8日12時より、ピックアップ召喚「光輝のラブソング」を開始。「光輝のラブソング」では、SSR英雄「エルウィン」と「リアナ」の召喚確率がアップし、さらにこのイベント召喚内で任意のSSR英雄を召喚すると、英雄1体につき1つのCPポイントが手に入る。CPポイントは同時開催のイベント「通じ合う心」にて、エルウィンとリアナの記憶の破片の交換に使用できるということで、売り上げにつながっているものと思われる。
 
出所:AppAnnie(本日分は弊社にて追記)
 
 
■10月10日
 
『ドラゴンクエストウォーク』が首位をキープしたほか、『Fate/Grand Order』『モンスターストライク』と、トップ3は前日から動きは見られなかった。

そして、10月6日0時より宝箱ふくびき「命竜そうび」、宝箱ふくびき「ルビスそうび」、宝箱ふくびき「黄金竜そうび」と3つの宝箱ふくびきが登場し、前日のランキング(関連記事)で159位→7位と急上昇したスクウェア・エニックスの『星のドラゴンクエスト』は、この日も3ランクアップでトップ3に迫っている。
 
出所:AppAnnie(本日分は弊社にて追記)

 

また、昨日トップ30に復帰を果たしたパールアビスジャパンの『黒い砂漠モバイル』が、9ランクアップで20位まで浮上した。『黒い砂漠モバイル』は、10月8日メンテナンス後に適用される最新のアップデートにて、新規コンテンツ「隠された宴会場 SEASON2」が始まったほか、「討伐石板ボーナスパック(再販売商品)」「襲撃団討伐推薦書」「家門覚醒パッケージ」などの冒険者支援商品5種や、「紅のガチャ」を追加しており、ゲーム内の活性化につながっているもよう。
 
出所:AppAnnie(本日分は弊社にて追記)


 
■10月11日
 
この日も『ドラゴンクエストウォーク』が首位をキープしたほか、『モンスターストライク』が前日から1ランクアップで2位につけている。

そんな中、前日52位→22位と30ランクアップしたのが、コナミデジタルエンタテインメントの『実況パワフルプロ野球』だ。『パワプロ』は、10月9日よりTVアニメ「ダイヤA actⅡ」とのコラボによる新シナリオ「新・青道高校」を開始(関連記事)。それに合わせて青道高校にやってきた奥村光舟や由井薫が新イベキャラとして登場した「祝賀会 ダイヤのA actⅡコラボ記念 バトスタトーナメント攻略ガチャ」を実施していることが順位を押し上げる要因となっているようだ。
 
出所:AppAnnie(本日分は弊社にて追記)

 

また、任天堂<7974>の『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が、37位→12位とトップ30に復帰している。本作は10月7日16時より、ピックアップ召喚イベント「鼓舞スキル持ち」を開催中。ピックアップ召喚イベント「鼓舞スキル持ち」では、ターン開始時に周囲1マスの味方の特定の能力を最大「6」アップする「鼓舞」スキルを持つ3人の英雄「ガリアの女戦士 レテ」「目覚めた好奇心 クリフ」「麗しき歌姫 リアーネ」を★5でピックアップしており、売り上げにつながっているもよう。
 
出所:AppAnnie(本日分は弊社にて追記)


その他、10月10日にアップデートのためのメンテナンスを実施(関連記事)し、「ヨーク」と「山城」のきせかえアイテムの追加のほか、ボイスの追加などを行ったYostarの『アズールレーン』が、前日から10ランクアップでトップ30に復帰している。
 
出所:AppAnnie(本日分は弊社にて追記)