オルトプラス、NHN JAPANおよびクアーズとの業務資本提携を実施　希薄化懸念を軽減のため第5回新株予約権の買戻し・消却へ

オルトプラス<3672>は、9月13日、NHN JAPANおよびクアーズとの業務資本提携を実施することを発表した。

NHN JAPANとは、ソーシャルゲームゲーム開発・運営に最適なサーバー等のインフラ構築分野において、両社がこれまで培ってきた事業ノウハウを共有することで、より付加価値の高いインフラ運用を実現するために、長期的な協業体制を視野に入れていく。また、かかる業務提携と併せて、一定の費用 低減効果が期待できることから、オルトプラスのゲーム事業における新規ゲームおよび既存タイトルの開発・運営に必要なサーバーについて、既存外部事業者が提供するサーバーからNHNグループが提供するサーバーに変更することも予定している。

一方、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>の子会社であるクアーズとは、オルトプラスが行う非ゲーム系のオフショア開発事業において必要となる、テスト業務において 協業を行うとともに、クアーズによるベトナムでの日本クオリティでのテスト業務体制の構築についても、オルトプラスのベトナム進出経験を活かし協力していく。また、かかる業務提携と併せて、一定の費用低減効果が期待できることから、オルトプラスはオフショア開発事業における品質保証、デバック業務にかかるテスト業務をポールHDグループに委託することを考えているという。

なお、両社との資本提携は、第三者割当よりオルトプラスの新株式の発行する形で行われる。NHN JAPANおよびクアーズが本第三者割当により取得する同社普通株式は、NHN JAPANが111万1100株、クアーズは37万300株となり、オルトプラスは合計で148万1400株を1株当たり270円の払込金額で発行し、差引手取概算額で3億9254万8000円を調達する。新株発行の払込期日は9月30日の予定。

調達する資金の使途は下記のとおり。



また、この第三者割当増資の実施に伴い、オルトプラスは潜在的株式による希薄化懸念を軽減するため、10月9日を取得日として第5回新株予約権の買戻しと消却を実施する。さらに第6回新株予約権については、資金使途を変更し、ゲーム事業における新規タイトルおよび既存タイトルに係る開発・運営に必要な外注費および人件費、広告宣伝費などに充当する。