【ゲーム株概況(7/26)】上方修正を受けてドリコムが急伸 株式分割のギークスも堅調 サービ終了告知&決算控えたAimingが年初来安値更新

7月26日の東京株式市場では、日経平均株価は4日ぶりの反落。前日比98.40円安の2万1658.15円で取引を終えた。前日までの連騰で目先過熱感が出ていたこともあって、米国株安に伴う利食い売りや、週末を控えたポジション調整の売りなどに押されたという。

こうした中でゲーム関連株を見てみると、ドリコム<3793>が急伸。第1四半期の業績予想の上方修正が好感された。7月25日、第1四半期の業績予想について、営業利益を5000万円から1億3000万円、経常利益を3000万円から1億5000万円とした。既存ネイティブゲームとenza提供タイトルが好調だったことに加え、「enza」を展開するBXDの持分法利益を計上することが主な要因。戦略事業として投資してきたBXDの利益貢献はポジティブサプライズと受け止められたようだ。

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ギークス<7060>がしっかり。株式分割が材料視された。7月25日、8月末の株主を対象に1対2株の株式分割を実施することを発表した。同社では、株式の投資単位当たりの金額を引き下げることにより、流動性の向上及び投資家層の拡大を図るため、と説明している。

ギークス、1対2株の株式分割を実施…流動性の向上と投資家層の拡大を図るため


他方、Aiming<3911>が年初来安値更新。スクエニとの共同タイトル『ゲシュタルト・オーディン』のサービスを9月26日14時をもって終了するとのアナウンスを出したことが嫌気された。本日引け後に決算発表を控えていることもあり、リスク回避のために事前に売る動きもあったようだ。

このほか、引け後に決算発表を控えていたベクター<2656>やバンク・オブ・イノベーション<4393>が高い。大和が投資判断「1(買い)」を継続とし、目標株価を6600円から6100円に引き下げたサイバーエージェント<4751>がしっかり。下方修正を行なったボルテージ<3639>もさえない。

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■関連銘柄
株式会社ドリコム
http://www.drecom.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ドリコム
設立
2001年11月
代表者
代表取締役社長 内藤 裕紀
決算期
3月
直近業績
売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3793
企業データを見る
株式会社Aiming
http://aiming-inc.com/
自分たちの面白いをカタチに変える
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会社情報

会社名
株式会社Aiming
設立
2011年5月
代表者
代表取締役社長 椎葉 忠志
決算期
12月
直近業績
売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3911
企業データを見る
ギークス株式会社
http://geechs.com/

会社情報

会社名
ギークス株式会社
設立
2007年8月
代表者
代表取締役CEO 曽根原 稔人
決算期
3月
直近業績
売上高159億9700万円、営業利益5億8900万円、経常利益5億6700万円、最終利益2億4400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7060
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