BXD、19年3月期の最終損益は16.7億円の赤字 前の期の1.6億円の赤字から大幅に拡大 『シャニマス』などの成長で足元は収益性改善

BXDは、第2期(2019年3月期)の決算公告をコーポレートサイト上に掲載しており、最終損益は16億7100万円の赤字だったことがわかった。前の期(2018年3月期)の実績である1億6000万円の赤字から赤字幅が大幅に拡大した。

同社は、バンダイナムコエンターテインメントとドリコムの合弁会社として設立された。HTML5を活用したブラウザゲームプラットフォーム「enza」の開発・運用を行っており、『アイドルマスター シャイニーカラーズ(シャニマス)』を皮切りにタイトルを『ドラゴンボールZ ブッチギリマッチ』や『プロ野球 ファミスタ マスターオーナーズ』など6タイトルをリリースしたが、引き続き先行投資期間だったようだ。

ただ、5月に行われたドリコムの決算説明会で、『シャニマス』のアプリ展開をきっかけに「ユーザー数と流通金額が伸びた」ことで、前期の第4四半期(2019年1~3月)に黒字転換を達成したとのことで、これから徐々に収益化を図るフェーズに入るもようだ。


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