【ゲーム関連企業の決算まとめ(速報版)】1~3月期決算を発表した主なゲーム関連企業40社…アカツキ、ガンホーの好調目立つ ギークスが上場後初の決算を発表

2019年3月に四半期・期末を迎えたゲーム関連企業の決算発表を一覧としてまとめた。並び方は50音順となっている。決算発表の詳細は、その企業の決算短信や決算説明会資料などを参照してほしい。

なお、決算期恒例のまとめ記事はあらためて後日掲載する予定だ。
 

■アエリア<3758>


アエリア<3758>は、5月15日、2019年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高71億9800万円(前年同期比7.1%増)、営業利益8億900万円(同0.3%増)、経常利益7億8000万円(同12.7%増)、最終利益5億1700万円(同5.8%減)となった。

なお、2019年12月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高320億円(前期比1.7%増)、営業利益22億円(同17.3%増)、経常利益20億円(同23.8%増)、最終利益14億円(前期15億3800万円の赤字)の見込み。
 
 

■アカツキ<3932>


アカツキ<3932>は、4月25日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高281億3000万円(前年同期比28.3%増)、営業利益136億3500万円(同29.4%増)、経常利益135億200万円(同28.9%増)、最終利益78億5800万円(同29.2%増)となった。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第4四半期期間(1~3月)の売上高は前四半期比48.4%増の95億3400万円、営業利益は同77.7%増の53億3300万円、経常利益は同75.7%増の52億6500万円、最終利益は同4.8%増の20億8300万円となった。この第4四半期期間から『ロマンシング サガ リ・ユニバース』の収益が業績に寄与する格好となっており、売上高・利益ともに大きく押し上げられ、売上高は100億円の大台に迫る水準となっている。
 
 

■アクセルマーク<3624>


アクセルマーク<3624>は、本日(5月14日)、第2四半期累計(18年10月~19年3月)の連結決算を発表し、売上高14億4400万円(前年同期比22.6%増)、営業損益2億8700万円の赤字(前年同期1億8500万円の赤字)、経常損益2億9200万円の赤字(同1億8900万円の赤字)、最終損益7億7800万円の赤字(同1億9100万円の赤字)と増収・赤字幅拡大となった。

広告事業が増収増益となったものの、ゲーム事業における赤字幅が拡大した。最終損益についてはすでに報じたように、「終幕彼女(エンドロール)」の開発中のソフトウェアと、運用中の「幽☆遊☆白書 100%本気(マジ)バトル」の減損損失4億8200万円を計上するため。

続く2019年月9通期の見通しは非開示。第3四半期累計の見通しを発表しており、売上高21億9300万円(前年同期比30.8%増)、営業損益4億8700万円の赤字)、経常損益4億9600万円の赤字、最終損益9億8200万円の赤字を見込む。
 
 

■イグニス<3689>


イグニス<3689>は、第2四半期(18年10月~19年3月)の連結決算を発表し、売上高は27億1500万円(前の期比9.9%増)、営業損益5億1400万円の赤字(前の期6億6600万円の赤字)、経常損益5億5900万円の赤字(同6億7400万円の赤字)、最終損益4億5400万円の赤字(同8億5500万円の赤字)だった。

恋愛・婚活マッチングサービス『with』の売上が伸びた一方、ゲームの売上が低下した。新規事業の開発投資や既存事業の強化に向けたプロモーションなども引き続き行ったという。純利益の赤字幅が減ったが、投資有価証券売却益3億2300万円を計上したことによる。

2019年9月通期は、売上高60億円(前期比23.1%増)、営業利益3000万円、経常利益1000万円、最終利益500万円を見込む。
 
 

■Aiming<3911>


Aiming<3911>は、本日(4月26日)、第1四半期(19年1月~3月)の決算を発表し、売上高15億9800万円(前四半期比10.9%減)、営業利益5900万円(前四半期3億6600万円の赤字)、経常利益5400万円(同3億6600万円の赤字)、最終利益4800万円(同3億9400万円の赤字)と黒字転換に成功した(ただし、前四半期は連結のため参考値となる)。前回の決算説明会で開示した計画から上ぶれての着地となった。

なお、続く2019年12月通期は非開示。第2四半期累計(19年1~6月)の見通しを開示しており、売上高30億7300万円、営業損益3億1700万円、経常損益3億2600万円の赤字、最終損益3億3300万円の赤字を見込む。19年4~6月の数字を取り出すと、売上高14億7500万円、営業損益3億7800万円の赤字、経常損益3億7100万円の赤字、最終損益3億8100万円の赤字となる見込み。
 
 

■エクストリーム<6033>


エクストリーム<6033>は、5月14日、2019年3月通期の連結決算を発表し、売上高62億8600万円(前の期比92.7%増)、営業利益9億4500万円(同220.1%増)、経常利益8億5100万円(同185.6%増)、最終利益5億6000万円(同220.1%増)だった。

EPARKテクノロジーズが子会社に加わったことで売上が23億円増えたほか、利益面では『ラングリッサーモバイル』が大きく貢献した。

続く2020年3月期は、売上高70億2000万円(前期比11.7%増)、営業利益10億5000万円(同11.1%増)、経常利益10億円(同17.5%増)、最終利益6億7200万円(同20.0%増)を見込む。
 

■enish<3667>


enish<3667>は、4月26日、2019年12月期の第1四半期(1~3月)の決算(非連結)を発表、売上高11億500万円(前年同期比27.0%減)、営業損益3億9200万円の赤字(前年同期9700万円の赤字)、経常損益3億9300万円の赤字(同1億200万円の赤字)、最終損益3億9800万円の赤字(同1億700万円の赤字)となった。

新作については、自社のノウハウを生かしたオリジナルタイトル『De:Lithe(ディライズ) ~忘却の真王と盟約の天使~』と、「HiGH&LOW」シリーズ初となる公式ゲームアプリ『HiGH&LOW THE GAME ANOTHER WORLD』のリリースに向けた開発を進めており、この開発コストが計上された。
 
 

■オルトプラス<3672>


オルトプラス<3672>は、5月15日、2019年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、売上高24億1200万円(前年同期比20.6%増)と大幅な増収を達成し、営業損益4億7200万円の赤字(前年同期6億900万円の赤字)、経常損益4億9300万円の赤字(同6億2200万円の赤字)、最終損益4億8700万円の赤字(同6億2700万円の赤字)と赤字幅が縮小した。

ゲーム事業では、KADOKAWAとの協業タイトル『RELEASE THE SPYCE secret fragrance』をリリースする一方で、他社からの運営受託タイトル1タイトルの運営を終了した。この結果、第2四半期末における運営タイトルは、自社・協業7タイトル、パブリッシング1タイトル、運営移管6タイトルとなり、開発中のタイトルは1タイトルとなった。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比6.6%減の11億6500万円となり、営業損益は2億900万円、経常損益は2億1700万円、最終損益は2億900万円と前四半期比で赤字幅が縮小したものの、これで20四半期連続の営業赤字計上となった。
 
 

■カプコン<9697>


カプコン<9697>は、5月7日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高1000億3100万円(前々期比5.8%増)、営業利益181億4400万円(同13.1%増)、経常利益181億9400万円(同19.3%増)、最終利益125億5100万円(同14.8%増)となった。

『モンスターハンター:ワールド』(PS4、Xbox One、パソコン用)の出荷本数が1,200万本を突破し、同社の単一タイトルとしては過去最高記録を更新したほか、『バイオハザード RE:2』(PS4、Xbox One、パソコン用)が400万本を超える大ヒットを記録。同じく『デビル メイ クライ 5』(PS4、Xbox One、パソコン用)も海外で定着した人気により200万本を出荷するなど、好調に推移した。

なお、2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高850億円(前期比15.0%減)、営業利益200億円(同10.2%増)、経常利益195億円(同7.2%増)、最終利益140億円(同11.5%増)の見込み。
 

■カヤック<3904>


カヤック<3904>は、本日(5月14日)、第1四半期(1月~3月)の連結決算を発表し、売上高13億9300万円(前年同期比2.6%減)、営業損益1億1600万円の赤字(前年同期8300万円の黒字)、経常損益1億1700万円の赤字(同8500万円の黒字)、最終損益9700万円の赤字(同5000万円の黒字)と減収・赤字転落となった。

受託開発を行うクライアントワークとLobiに関連する売上が伸びたものの、ソーシャルゲームが減収となった。

続く2019年12月通期は、売上高70億円(前期比20.3%増減)、営業利益、経常利益、最終利益はいずれも0を見込む。従来予想からは変更なしとのこと。
 
 

■ガーラ<4777>


ガーラ<4777>は、5月10日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高8億5400万円(前々期比4.7%増)、営業損益2億5000万円の赤字(前年同期2億6000万円の赤字)、経常損益2億5000万円の赤字(同2億7000万円の赤字)、最終損益2億8300万円の赤字(同3億6100万円の赤字)となった。

スマートフォンアプリ事業において、子会社Gala Labが開発したスマートフォンゲームアプリ『Flyff Legacy(フリフレガシー)』、子会社Gala Mixが開発した歩数計アプリ「Winwalk(ウィンウォーク)」、子会社Gala Connectが開発したスマートフォンゲームアプリ『SpinClash(スピンクラッシュ)』について、多言語展開による配信を進めた。また、韓国のゲーム開発会社Fox Gamesが開発したスマートフォンゲームアプリ『FOX-Flame Of Xenocide-(フォックス)』を子会社ガーラジャパンが2018年12月より配信開始した。
 

■ガンホー<3765>


ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は、5月13日、2019年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高350億円(前年同期比60.2%増)、営業利益130億円(同2.0倍)、経常利益130億円(同2.0倍)、最終利益84億円(同2.0倍)となった。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比15.6%増、営業利益は同39.6%増、経常利益は同41.7%増、最終利益は同41.8%増となった。『Ragnarok M』の東南アジア配信が四半期ベースでフル寄与したことや、前述の通り北米・南米・オセアニアでの展開分も収益貢献したことが売上高・利益ともに押し上げたものと思われる。また、期中に『パズドラ』が7周年のイベントを実施していることもプラスに働いたようだ。
 
 

■ギークス<7060>


ギークス<7060>は、本日(5月14日)、2019年3月期の連結決算を発表し、売上高30億5000万円(前の期比18.1%増)、営業利益5億5200万円(同45.6%増)、経常利益5億3200万円(同40.3%増)、最終利益4億1100万円(同48.2%増)と大幅増益を達成した。

『アイドリッシュセブン』などゲームアプリに加えて、IT人材事業と人材育成事業が好調だった。

続く2020年3月通期は、売上高35億5000万円(前期比16.4%増)、営業利益6億5000万円(同17.5%増)、経常利益6億4500万円(同21.2%増)、最終利益4億0300万円(同2.1%減)を見込む。
 

■KLab<3656>


KLab<3656>は、5月9日、2019年12月期の第1四半期累計(1~3月)の連結決算を発表、売上高64億6800万円(前年同期比18.4%減)、営業利益3億9100万円(同70.9%減)、経常利益4億300万円(同67.2%減)、最終利益2億9600万円(同63.2%減)となった。

業績を四半期推移(QonQ)で見ていると、売上高は前四半期比16.4%減、営業利益は同61.1%減、経常利益は同54.6%減となった。ただし、最終利益は、前四半期に一部ゲームタイトルの減損損失などの計上で9億5800万円の特別損失を計上していた反動もあり、前四半期の5900万円の赤字から2億9600万円の黒字に転換している。

なお、2019年12月期の連結業績予想は、従来予想と同じレンジ予想での開示となっており、売上高320億~400億円(前期比2.1%減~22.4%増)、営業利益10億~45億円(同80.0%~9.9%減)、経常利益10億~45億円(同80%減~10%減)、最終利益7億~31億円(同72.8%減~20.6%増)の見込み。
 
 

■グリー<3632>


グリー<3632>は、4月26日、2019年6月期の第3四半期累計(7~3月)の連結決算を発表、売上高535億円(前年同期比9.2%減)、営業利益41億円(同47.1%減)、経常利益44億円(同47.6%減)、最終利益34億円(同40.3%減)となった。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、第3四半期期間(1~3月)の売上高は前四半期比0.9%減の176億円と減収となったものの、営業利益は同5.9%増の15億円、経常利益は同6.6%増の14億円、最終利益は同10.6%増の12億円となった。ウェブゲームの減衰が続いたものの、既存アプリゲームである『アナザーエデン』や『ダンメモ』のグローバル展開が順調に推移した。なお、利益率が向上しているのは、既存タイトルの運営効率化による影響が大きいもよう。

なお、2019年6月期通期の予想については、レンジ予想での開示となっており、売上高が705億~715億円(前期比9.5%減~8.2%減)、営業利益が51億~56億円(同45.5%減~40.2%減)の見込みとしている。
 
 

■クルーズ<2138>


クルーズ<2138>は、5月13日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高302億8200万円(前々期比18.8%増)、営業損益10億200万円の赤字(前々期7億2500万円の黒字)、経常損益9億7200万円の赤字(同7億200万円の黒字)、最終損益16億3900万円の赤字(同1億500万円の黒字)となった。

メイン事業のSHOPLIST事業は、前期比で16.4%の増収と引き続き成長した。さらに、その他事業セグメントにおいて、広告事業を中心に新規事業が順調に成長し、増収を達成した。一方、利益面では、SHOPLIST事業およびその他事業に対して積極的な投資を行ったことが主因となり、セグメント損失を計上した。
 

■コーエーテクモHD<3635>


コーエーテクモホールディングス<3635>は、4月26日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高389億6800万円(前年同期比0.1%増)、営業利益120億9200万円(同3.3%増)、経常利益183億700万円(同0.1%増)、最終利益136億9400万円(同5.2%増)となった。なお、売上高、各利益項目とも経営統合以来最高の業績となっている。

主力のエンタテインメント事業は、売上高351億2000万円(前々期比0.8%減)、セグメント利益110億7800万円(同1.3%増)とほぼ横ばいの推移となった。

なお、2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高430億円(前期比10.3%増)、営業利益120億円(同0.8%減)、経常利益160億円(同12.6%減)、最終利益130億円(同5.1%減)の見込み。
 

■コナミHD<9766>


コナミホールディングス<9766>は、5月9日、2019年3月期の連結決算(IFRS)を発表、売上高2625億円(前年同期比9.6%増)、営業利益505億円(同11.8%増)、最終利益341億円(同12.1%増)となった。

デジタルエンタテインメント事業におけるサッカーおよび野球コンテンツの各シリーズタイトルが堅調に推移した。

なお、2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高2700億円(前期比2.8%増)、営業利益470億円(同7.0%減)、最終利益300億円(同12.3%減)の見込み。なお、減益の予想となっているが、これは、自社物件の新拠点「コナミクリエイティブセンター銀座」への移転に伴い、現賃借物件の退去後家賃などの一時費用50億円を計上するためととしている。
 

■コロプラ<3668>


コロプラ<3668>は、本日(5月8日)、第2四半期累計(18年10月~19年3月)の連結決算を発表し、売上高196億2200万円(前年同期比16.7%減)、営業利益4億9200万円(同88.2%減)、経常利益4900万円(同98.7%減)、最終損益6800万円の赤字(前年同期26億円の黒字)だった。

第2四半期期間の業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比0.8%減の97億7400万円とほぼ横ばいの推移となり、営業損益は前四半期の1億9900万円の赤字から6億9200万円の黒字、経常損益は同じく4億1800万円の赤字から4億6800万円の黒字、最終損益は同3億7600万円の赤字から3億800万円の黒字に転換した。

6周年を迎えた『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』の周年キャンペーンの実施などでFY13ものが伸長した一方で、『白猫テニス』などのFY16ものが苦戦した。
 
 

■サイバーエージェント<4751>


サイバーエージェント<4751>は、本日(4月24日)、第2四半期累計(18年10月~19年3月)の連結決算を発表し、売上高2281億8400万円(前年同期比10.0%増)、営業利益139億4900万円(同29.3%減)、経常利益137億2900万円(同26.1%減)、最終利益10億8700万円(同74.4%減)だった。

AbemaTVへの投資負担がかさんだほか、ゲーム事業とインターネット広告事業がいずれも減益となった。

なお、最終利益が74%の減益となるが、メディア事業と広告事業で終了予定のサービスの減損損失28億円を計上するほか、本社移転の費用12億5000万円を含め、合計45億6000万円の特別損失を計上するため。
 
 

■サイバーステップ<3810>


サイバーステップ<3810>は、本日(4月15日)、2019年5月通期の連結業績予想を下方修正し、営業利益を従来予想の7億円から1000万円に、経常損益を6億5000万円の黒字から1億1000万円の赤字に、最終損益を5億5000万円の黒字から4億5000万円の赤字とした。ただし、売上高については95億円から110億円に引き上げた。従来予想からの修正率は、売上高が15.8%増、営業利益が98.6%減となった。

「オンラインクレーンゲーム・トレバ(トレバ)」では、増台とプロモーションの強化を行ったことにより好調に推移し、売上は予想を上回る見込みになったものの、「トレバ」の事業拡大に伴う人件費3000万円、運営費用4億2000万円、配送の健全化にかかった費用2億4000万円、「トレバ」及び新規タイトルのプロモーション費用5億5000万円がそれぞれ増加したため、営業利益は大きく下回る見込みとなった。

同時に発表した第3四半期累計(2018年6月~2019年2月)の連結は、売上高83億4700万円(前年同期比71.8%増)、営業損益400万円の赤字(前年同期4億8000万円の赤字)、経常損益8000万円の赤字(同4億7400万円の黒字)、最終損益4億0700万円の赤字(同3億7400万円の黒字)だった。
 

■スクエニHD<9684>


スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、5月13日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高2710億円(前々期比8.2%増)、営業利益245億円(同35.7%減)、経常利益283億円(同21.6%減)、最終利益184億円(同28.5%減)となった。

スマートデバイス・PCブラウザなどをプラットフォームとしたコンテンツは、前期および上期にサービスを開始したタイトルの多くが同社の想定を下回り、既存有力タイトルの売上高に上乗せをするに至らなかった。また、ライセンス収入の減少によって、前期比で減収減益となった。

なお、2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高2700億円(前期比0.4%減)、営業利益240億円(同2.2%減)、経常利益240億円(同15.2%減)、最終利益168億円(同9.0%減)の見込み。
 

■セガサミーHD<6460>


セガサミーホールディングス<6460>は、4月26日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高3316億円(前々期比2.5%増)、営業利益130億円(同26.2%減)、経常利益74億円(同48.6%減)、最終利益26億円(同70.4%減)となった。

なお、続く2020年3月期通期の連結業績予想については、売上高3900億円(前期比17.6%増)、営業利益270億円(同2.0倍)、経常利益230億円(同3.0倍)、最終利益150億円(同5.6倍)の見込み。

デジタルゲーム分野では、モバイル向け既存タイトル運営数および新作タイトル投入規模の適正化を進め、収益性が見込めるIP活用タイトルを中心に新作タイトルを投入していくほか、パッケージゲーム分野などへのリソース配分を進め、収益改善を図るとしている。
 

■DeNA<2432>


ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、本日(5月10日)、2019年3月期の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益1241億円(前の期比11.0%減)、営業利益135億円(同50.9%減)、税引前利益180億円(同40.5%減)、最終利益127億円(同44.7%減)だった。

売上収益は、ゲーム事業の減収やDeNAトラベルが連結の範囲外になったことなどで減少した。売上原価・販売費及び一般管理費を抑制したものの、減収をカバーできず、営業利益、税引前利益、最終利益は減益となった。
 
 

■ドリコム<3793>


ドリコム<3793>は、5月13日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高107億2000万円(前々期比18.7%減)、営業損益5億7700万円の赤字(前々期1億9000万円の黒字)、経常損益13億4900万円の赤字(同2900万円の赤字)、最終損益17億1200万円の赤字(同2億400万円の赤字)と大幅な赤字を計上した。

利益面については、費用対効果を重視した効率的な広告宣伝施策の展開や全社的なコスト最適化の取り組みによって費用の抑制を図ったものの、新作タイトルの多くで利益寄与が限定的となったことに加え、新ブラウザゲームサービス「enza」が事業開発段階にあり、費用先行が続いたことから、損失を計上することとなった。

なお、2020年3月期の連結業績予想は非開示で、同社は第1四半期(4~6月)の連結業績予想を開示。第1四半期は売上高21億円(前年同期比26.7%減)、営業利益50000万円、経常利益3000万円、最終利益2000万円と黒字化する見込み。
 
 

■日本一ソフト<3851>


日本一ソフトウェア<3851>は、5月10日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高45億2300万円(前々期4.5%減)、営業利益4億2600万円(同35.2%減)、経常利益5億2900万円(同26.6%減)、最終利益2億9300万円(同42.3%減)となった。

売上高については、一部タイトルについて発売スケジュールの見直しを行ったものの、国内市場・海外市場の売上が堅調に推移したため、ほぼ当初予想並みとなった。営業利益は、全社的にコストの見直しを図り、業務改善を進めた結果、利益率が向上した。経常利益と最終利益については、為替差益が発生したことも影響している。

なお、2020年3月期通期の予想については、売上高33億7300万円(前期比25.4%減)、営業利益2億8600万円(同32.7%減)、経常利益2億8600万円(同45.9%減)、最終利益1億8200万円(同37.7%減)の見込み。
 

■日本ファルコム<3723>


日本ファルコム<3723>は、5月10日、2019年9月期の第2四半期累計(10~3月)の決算(非連結)を発表、売上高10億4700万円(前年同期比45.8%増)、営業利益6億9900万円(同86.4%増)、経常利益7億100万円(同86.2%増)、最終利益4億8900万円(同80.0%増)と大幅増収増益を達成した。

各部門ごとの売上高は、製品部門が1億1900万円(前年同期比18.8%減)、ライセンス部門が9億2800万円(同62.4%増)とライセンス部門の好調が目立っている。

2019年9月期通期の業績予想は、従来予想から変更なく、売上高20億円(前期比15.2%減)、営業利益10億円(同22.5%減)、経常利益10億円(同22.8%減)、最終利益6億7000万円(同19.9%減)の見込み。
 

■任天堂<7974>


任天堂<7974>は、2019年3月期の連結決算を発表しており、売上高1兆2005億円(前の期比13.7%増)、営業利益2497億円(同40.6%増)、経常利益2773億円(同39.1%増)、最終利益1940億円(同39.0%増)となり、大幅な増益を達成した。

Nintendo Switchでは、ハードウェアの販売台数は1695万台(前の比12.7%増)、ソフトウェアの販売本数は1億1,855万本(同86.7%増)と大きく伸びた。ソフトウェアの販売が好調に推移し、ハードウェアの販売拡大に貢献した、としている。

続く2020年3月期は、売上高1兆2500億円(前期比4.1%増)、営業利益2600億円(同4.1%増)、経常利益2600億円(同6.3%減)、最終利益1800億円(同7.2%減)、EPS1511.02円を見込む。
 

■ネクソン<3659>


ネクソン<3659>は、11月8日、2019年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上収益930億円(前年同期比2.8%増)、営業利益526億円(同3.9%減)、最終利益534億円(同14.6%増)となった。同社は、第1四半期の業績業績予想について、レンジでの予想を開示していたが、売上高、利益ともに予想レンジの上限を上回っての着地となっている。

売上収益は、主に利益率の高い中国および韓国地域におけるPCオンラインゲームの売上収益が想定を上回ったことにより、前回予想を上回った。中国の『アラド戦記』、韓国の『メイプルストーリー』『FIFA ONLINE 41』、および新作モバイルゲーム『Lyn: The Lightbringer』の売上収益が想定を上回ったことがその要因となっている。

なお、2019年12月期通期の予想は非開示。同社は第2四半期累計(1~6月)の連結業績予想を開示しており、売上収益1451億~1497億円(前年同期比4.9~8.3%増)、営業利益652億~689億円(同7.8~2.6%減)、最終利益680~711億円(同13.7~9.7%減)、EPS75.99~79.50円の見込み。
 

■BOI<4393>


バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>は、4月26日、2019年9月期の第2四半期累計(10~3月)の決算(非連結)を発表、売上高23億4700万円(前年同期比13.0%減)、営業利益3億6900万円(同36.6%増)、経常利益3億6300万円(同38.4%増)、最終利益2億4800万円(同37.4%増)となった。

継続的に取り組んでいるプロモーションの効率化が影響し、既存タイトルの売上高が減少したことに加え、『征戦!エクスカリバー』のサービス終了による課金停止の影響もあり、売上高は減収となったものの、プロモーションの効率化による費用の減少で大幅な増益を達成した。
 

■バンナムHD<7832>


バンダイナムコホールディングス<7832>は、本日(5月9日)、2019年3月期の連結決算を発表し、売上高7323億円(前の期比8.0%増)、営業利益840億円(同12.0%増)、経常利益868億円(同15.2%増)、最終利益633億円(同17.1%増)だった。

各事業において主力IPや商品・サービスが好調に推移したほか、グループを横断した事業連携が効果を発揮した。

続く2020年3月通期は、売上高7200億円(前期比1.7%減)、営業利益700億円(同16.7%減)、経常利益710億円(同18.3%減)、最終利益500億円(同21.1%減)と減収減益を見込む。
 

■フリュー<6238>


フリュー<6238>は、5月14日、2019年3月期の連結決算を発表し、売上高271億3400万円(前の期比6.9%増)、営業利益35億4300万円(同44.4%増)、経常利益35億3100万円(同42.7%増)、最終利益18億8200万円(同9.1%増)だった。

大幅な増益となったが、主力のプリントシール事業が好調だったことが主な要因だ。

続く2020年3月期は、売上高276億円(前期比1.7%増)、営業利益36億円(同1.6%増)、経常利益36億円(同1.9%増)、最終利益24億円(同27.5%増)を見込む。
 

■ベクター<2656>


ベクター<2656>は、4月19日、2019年3月期の決算を発表し、営業収益11億5000万円(前の期比9.8%減)、営業損益1億4100万円の赤字(同2億3300万円の赤字)、経常損益1億3800万円の赤字(同2億2300万円の赤字)、最終損益2億0700万円の赤字(同2億2900万円の赤字)だった。

オンラインゲーム事業の営業収益が2018年3月期と2019年3月期に開始したタイトルの不振によって減収となった。また、オンラインゲーム事業の譲渡に伴い、減損損失として1900万円、事業譲渡損4500万円を特別損失として計上したとのこと。

続く2020年3月期の見通しは非開示。第1四半期(4~6月)の見通しは、営業収益2億4500万円(前期比0.6%増)、営業利益200万円、経常利益200万円、最終利益200万円とした。
 

■ボルテージ<3639>


ボルテージ<3639>は、5月10日、2019年6月期の第3四半期累計(7~3月)の連結決算を発表、売上高54億1300万円(前年同期比2.8%減)、営業損益1億1400万円の赤字(前年同期10億900万円の赤字)、経常損益1億3200万円の赤字(同10億5000万円の赤字)、最終損益1億4100万円の赤字(同12億2500万円の赤字)となった。

売上高は「男性向け」「IP展開」が増加したものの、「日本語女性向け」「英語女性向け」が減少した。一方、費用については、採用抑制などに伴う労務費の減少や制作・システム外注費の減少、オフィス返却による賃借料が減少し、大幅に減少した。

なお、2019年6月期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高74億5000万円(前年同期比0.8%増)、営業損益5000万円の赤字、経常損益8000万円の赤字、最終損益1億3000万円の赤字の見込み。
 
 

■マイネット<3928>


マイネット<3928>は、5月15日、2019年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高29億9700万円(前年同期比23.7%増)、営業損益1億6200万円の赤字(前年同期2億9100万円の赤字)、経常損益1億8800万円の赤字(同3億1900万円の赤字)、最終損益2億9000万円の赤字(同32億8700万円の赤字)となった。

積極的な投資を行った影響により、営業利益は赤字となったがこれは計画通りとしている。また、期中は2タイトルの仕入と3タイトルのエンディングを行った結果、第1四半期末の運営タイトル数は37タイトルとなった。

また、業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比7.9%減となっているが、これは前述の3タイトルのエンディングによる影響としている。
 
 

■マーベラス<7844>


マーベラス<7844>は、5月13日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高267億7700万円(前々期比5.9%増)、営業利益47億600万円(同8.6%減)、経常利益47億9100万円(同6.2%減)、最終利益33億5100万円(同4.6%増)となった。

『剣と魔法のログレス いにしえの女神』をはじめとする主力の長期運営タイトルの売上高が減少したものの、前期にリリースしたタイトルの中で、『シノビマスター 閃乱カグラ NEW LINK』が好調に推移した。しかし、他の新作タイトルは十分な収益貢献ができず、一部タイトルについては他社への運営移管やサービスの中止を行った。また、開発途中のタイトルについても、将来収益の見直しに伴い一部タイトルの開発を中止し、開発費用を一括計上した。

なお、2020年3月期通期の連結業績予想は、売上高260億円(前期比2.9%減)、営業利益38億円(同19.3%減)、経常利益38億円(同20.7%減)、最終利益26億(同22.4%減)の見込み。
 
 

■ミクシィ<2121>


ミクシィ<2121>は、5月10日、2019年3月期の連結決算を発表、売上高1440億円(前々期比23.8%減)、営業利益410億円(同43.3%減)、経常利益411億円(同43.5%減)、最終利益265億円(同36.5%減)となった。

なお、2020年3月期通期の予想については、売上高1000億円(前期比30.6%減)、営業利益50億円(同87.8%減)、経常利益50億円(同87.8%減)、最終利益30億円(同88.7%減)の見込み。一株当たり利益(EPS)は39.81円の見込み。

大幅な減収減益の要因として見ているのは、主力の『モンスターストライク』の売り上げの減少で、営業利益についても『モンスト』の売り上げ減少で約280億円分の減益要因となることが予想されている。
 
 

■モバイルファクトリー<3912>


モバイルファクトリー<3912>は、4月19日、2019年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表、売上高7億6100万円(前年同期比32.1%増)、営業利益2億3800万円(同75.4%増)、経常利益2億3800万円(同76.0%増)、最終利益1億6500万円(同77.6%増)となった。

業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比9.7%減、営業利益は同10.1%減、経常利益は同10.1%減、最終利益は同9.0%減となった。これは前四半期となる2018年10~12月期には、『駅メモ!』がアプリ版の4周年イベントを実施し、好調に推移した反動が出ているもので、会社側としては売上高、営業利益ともに想定通りの推移としている。また、『駅メモ!』のDAU(日次アクティブユーザー数)はこの四半期も過去最高を更新しているという。

2019年12月期の第2四半期累計(1~6月)の業績予想は、従来予想から変更なく、売上高15億5800万円(前年同期比13.8%増)、営業利益4億500万円(同8.9%増)、経常利益4億500万円(同9.1%増)、最終利益2億8000万円(同9.3%増)の見込み。
 
 

■モブキャストHD<3664>


モブキャストホールディングス<3664>は、本日(5月14日)、第1四半期(1月~3月)を発表し、売上高14億4200万円(前年同期比11.2%減)、営業損益1億9900万円の赤字(前年同期9900万円の黒字)、経常損益2億1500万円の赤字(同6100万円の黒字)、最終損益1億8200万円の赤字(同3800万円の黒字)だった。

『キングダム乱-天下統一への道-』の配信1周年記念施策や追加機能の搭載により、ユニークユーザー数(期間中にアプリを訪問した人数)は8万9825人となった。また、「モバサカCHAMPIONS MANAGER」のユーザーとの対面によるフォローアップ施策などを行った。モータースポーツ事業が連結に加わったものの、自社開発タイトル『18 キミト ツナガル パズル』の譲渡による売上の減少などが響いて減収となった。
 
 

■LINE<3938>


LINE<3938>は、4月24日、2019年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算(IFRS)を発表、売上収益553億円(前年同期比13.5%増)、営業損益78億円の赤字(前年同期12億円の黒字)、最終損益103億円の赤字(同13億円の赤字)と営業赤字に転落した。

コア事業(広告・コミュニケーション・コンテンツなど)について見てみると、こちらは売上収益が前年同期比12.3%増、前四半期比3.2%増となり、営業利益も同2.4%増、同56.6%増となるなど順調な推移となっている。

一方で、戦略事業(LINE PayやAI、Friends、Eコマースなど)は、売上高こそ前年同期比21.8%増となっているものの、営業赤字が前年同期の71億円から150億円に膨らんだ。