スクエニHD、スマホゲームの売上高は10%減の838億円、営業利益も大幅減 新作下振れ、ライセンス収入も減少 家庭用ゲームとMMOも減益に

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は、本日(5月13日)、2019年3月期の連結決算と決算説明会資料を開示し、ゲーム事業におけるスマートデバイス・ PCブラウザゲームの売上高が前の期比10.6%減の838億円だったことを明らかにした。営業利益については開示されていないが、200億円から110億円近辺まで低下したことがグラフで示されている。

同社によると、前期(2018年3月期)と上期にリリースしたタイトルの多くが想定を下回っており、既存タイトルへの売上を上乗せる要因にはならなかったとのこと。また、採算性の高いライセンス収入の減少も響いた。
 


一方、家庭用ゲームソフト(HDゲーム)については、「KINGDOM HEARTS III」や「SHADOW OF THE TOMB RAIDER」「JUST CAUSE 4」などの新作タイトル投⼊により、売上高は42.7%増の936億円と大幅増収を達成した。ただ新作投⼊に伴う各種費⽤の増加により、営業利益は約90億円から約60億円まで下がったようだ。
 


多人数参加型オンラインロールプレイングゲームは、売上高が前の期比14.7%減の271億円だった。前の期に『ファイナルファンタジーXIV』と『ドラゴンクエストX』の拡張パッケージの発売があった反動により減収になったとのこと。継続課金収入は好調だった。
 
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
https://www.hd.square-enix.com/jpn/

会社情報

会社名
株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
設立
1975年9月
代表者
代表取締役社長 桐生 隆司
決算期
3月
直近業績
売上高3432億6700万円、営業利益443億3100万円、経常利益547億0900万円、最終利益492億6400万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9684
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