【決算カレンダー】3月本決算となる1~3月期決算発表シーズン入り 周年ラッシュで回復期待のサイバーエージェント アカツキは『ロマサガRS』の寄与度に関心

今週末19日より、2019年1~3月期のゲーム関連株の決算発表がスタートする。今回の決算シーズンも恒例と言うのもなんではあるが、ベクター<2656>とモバイルファクトリー<3912>の2社が先陣を切る形で19日に決算発表を行う。その後、10連休前の4月26日に最初の山場を迎え、5月13~15日に発表のピークとなっている。

今回の記事では、まずは10連休前となる4月26日までに決算発表を予定している銘柄を取り上げる。今回の決算シーズンは、3月決算銘柄の本決算発表となるが、今回取り上げる期間に本決算発表を予定する主なゲーム関連株は、ベクター<2656>、アカツキ<3932>、任天堂<7974>、コーエーテクモHD<3635>、セガサミーHD<6460>といったところになる。

また、前半戦の山場となる4月26日には、enish<3667>とAiming<3911>が第1四半期、バンク・オブ・イノベーション<4393>が第2四半期、グリー<3632>が第3四半期、コーエーテクモHD<3635>とセガサミーHD<6460>が3月本決算の発表を予定している。

なお、Social Game Infoでは、この決算発表シーズンも決算記事を随時更新していくほか、決算説明会のレポートも引き続き、リソースの許す限り行っていく方針だ。
 

【注目銘柄①】サイバーエージェント<4751>


第1四半期(10~12月)は、『ドラガリアロスト』が寄与したものの、既存タイトルの落ち込みや、その『ドラガリアロスト』の広告宣伝費の増加により、ゲーム事業は減収減益にとどまった。続く第2四半期は、主力タイトルである『グランブルーファンタジー』『プリンセスコネクト!Re:Dive』『バンドリ!ガールズパーティ!』が周年を迎えることもあり、V字型回復への期待がかかるところか。
 

【注目銘柄②】アカツキ<3932>


3月14日に発表した2019年3月期通期の連結業績予想を見ると、減損と有価証券評価損で13億5500万円を特別損失として計上するものの、売上高、各利益項目とも2ケタ超の成長を達成する見通しとなっている。注目されるのは、12月6日にリリースされたスクウェア・エニックスとの協業タイトル『ロマンシング サガ リ・ユニバース』で、これが第4四半期、そして2020年3月期にどう寄与してくるのか、じっくりと確認したい。

 
発表予定日 コード 会社名 決算期末 種別
4月19日 2656 ベクター 3月 本決算
4月19日 3912 モバイルファクトリー 12月 1Q
4月24日 3938 LINE 12月 1Q
4月24日 4751 サイバーエージェント 9月 2Q
4月25日 3932 アカツキ 3月 本決算
4月25日 4348 インフォコム 3月 本決算
4月25日 4689 ヤフー 3月 本決算
4月25日 7974 任天堂 3月 本決算
4月26日 3632 グリー 6月 3Q
4月26日 3635 コーエーテクモHD 3月 本決算
4月26日 3667 enish 12月 1Q
4月26日 3911 Aiming 12月 1Q
4月26日 4393 バンク・オブ・イノベーション 9月 2Q
4月26日 6460 セガサミーHD 3月 本決算
4月26日 6758 ソニー 3月 本決算
4月26日 9437 NTTドコモ 3月 本決算
4月26日 9438 エムティーアイ 9月 2Q
株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
企業データを見る
株式会社アカツキ
http://aktsk.jp/

会社情報

会社名
株式会社アカツキ
設立
2010年6月
代表者
代表取締役CEO 香田 哲朗
決算期
3月
直近業績
売上高243億3600万円、営業利益57億円、経常利益52億700万円、最終利益13億4200万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3932
企業データを見る