【人事】DeNA、ヘルスケア事業領域の医学的専門性を強化するためCMO(最高医療責任者)を設置 医師資格を有する厚労省出身の三宅邦明氏が就任

ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、ヘルスケア事業領域の取組みに当たっての医学的専門性を強化し、様々なステークホルダーと連携しながら、よりよいヘルスケアサービスを社会に届けるため、2019年4月より、Chief Medical Officer(最高医療責任者、以下「CMO」)を設置することを発表した。

同社では、これまでゲームやスポーツの領域で培った、利用者に楽しみながら継続的な利用をいただく独自のノウハウ(「エンゲージメントサイエンス」)を活用し、「MYCODE」「歩いておトク」「KenCoM」などインターネットを通じて様々なヘルスケアサービスを提供している。また、これらのサービスの利用者の協力を得て、民間企業・研究機関などとの共同研究を推進している。

これらの取組みに当たっては、外部の協力を得ながら、医学的専門性を取り入れて推進してきたが、今後は、スピード感をもって、これらの取組みをさらに加速・強化していくため、自社として医学的専門性を強化し、これらのサービスを一元的に統括するとともに各種ステークホルダーとの連携を強化していくことが必要な段階に来ていると考え、CMOを設置することとした。特に、行動変容・罹患率低減の実績が出てきた「KenCoM」のさらなる進化や、認知症をはじめ他の領域での事業展開の加速化、がんを早期発見する血液検査システムの共同開発の本格化などに注力する。

なお、CMOには、医師資格を有し、厚生労働省・石川県・在フィリピン大使館などでの幅広い分野での勤務を通じた保健・医療分野における豊富な経験・知識・ネットワークを有する三宅邦明氏が就任した。

【Chief Medical Officer(CMO)経歴】
三宅邦明(みやけ くにあき)
1995年、慶應義塾大学医学部卒業・厚生省(当時)入省。
厚生労働省健康局 健康フロンティア戦略室、結核感染症課、医政局研究開発振興課、内閣官房 新型インフルエンザ等対策室等、新規施策の立案から医療情報・医薬品・医療機器の開発に至るまで各種施策に携わる。また石川県健康福祉部長、外務省 在フィリピン日本大使館書記官、厚生労働省 医政局総務課医療国際展開室室長として、地域・海外における保健・医療分野でも活躍。2019年3月厚生労働省退官。
2019年4月、株式会社ディー・エヌ・エー入社、Chief Medical Officer(CMO)および子会社 DeSCヘルスケア株式会社の代表取締役社長に就任。

【代表取締役会長 南場智子氏コメント】
DeNAは、2014年から、より多くの人に健康で長生きしてほしいとの思いを胸に、様々なヘルスケアサービスを提供しています。サービス開始から5年目を迎えるにあたり、これらの取組みを更に加速させていくべく、CMOを設置することにいたしました。この度、CMOに就任する三宅邦明氏は、医師としての経験に加え、厚生労働省結核感染症課長を務めるなど幅広い行政実務経験・ネットワークを有しており、今後のDeNAのヘルスケアサービスの発展に大きく貢献してくれるものと大変期待しています。
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
https://dena.com/jp/

会社情報

会社名
株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
設立
1999年3月
代表者
代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
決算期
3月
直近業績
売上収益1349億1400万円、営業利益42億0200万円、税引前利益135億9500万円、最終利益88億5700万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2432
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