中国MorningTec、enishと業務提携 2本のゲームアプリを共同開発・運営へ

MorningTec Japanは、同社親会社の上海晨之科信息技术有限公司(MorningTec)が、enish<3667>と2本の新規ゲームアプリを共同開発し、日本のみならず全世界で配信することで合意したことを本日(2月21日)明らかにした。

MorningTecは、中国で“二次元系“産業に特化したゲームのパブリッシング事業及びソーシャルプラットフォームを展開しているオンラインゲームパブリッシャーで、ゲームアプリの開発から流通に関する幅広いノウハウを蓄積している。また、“世界の面白いゲームを広める“という理念のもとに、本社の上海以外にも、北京、広州、成都、香港、台湾、東京に支社を開設しているほか、東南アジア、ヨーロッパ、アメリカ、中東でグローバルな流通戦略を積極的に展開する方針を持つ。

日本法人のMorningTec Japanは2017年3月に設立し、中華圏の人気モバイルオンラインゲームの日本版ローカライズおよびパブリッシング事業を行っている。

enishは、これまで『ぼくのレストランⅡ』『ガルショ☆』をはじめとした女性向けモバイルゲームを展開しており、2016 年の男性向けロールプレイングゲームの配信や、2017年の欅坂46初の公式アプリ『欅のキセキ』配信など、多様なコンテンツを取り扱うことで、ゲームアプリの企画力・開発技術力・運営ノウハウを蓄積している。『欅のキセキ』は、累計350万ダウンロードを突破し、1周年を迎えた現時点でも、AppStoreでは「4.8」GooglePlayでは「4.5」とユーザーから高い評価を得ている。

両社は今後、それぞれの得意分野を融合したゲームアプリの開発・運営を行うとともに、世界全体のゲームコンテンツ市場がアジアを中心にさらに拡大しているなか、開発したゲームアプリをグローバルで展開していく目的で連携していく。

この取り組みの第一弾として、ゲームアプリの共同開発と、MorningTecが開発するゲームアプリの日本パブリッシングをenishが行うことで合意した。これにより、2019年にenishは日本において新たに2つのタイトルを配信する予定。

なお、当該タイトルはMorningTecが中国で展開し、順次グローバル展開を行う予定となっている。また、共同開発のタイトル以外にも、enishはMorningTecのグラフィック制作のサポートを行い、高水準な日本のイラストを全世界のユーザーに提供する。

MorninTec Japanはenishとの業務提携を通じ、日本におけるゲーム開発・運営のノウハウを取り込み、今後の日本でのパブリッシング事業の競争力を高める、としている。
株式会社enish
http://www.enish.jp/

会社情報

会社名
株式会社enish
設立
2009年2月
代表者
代表取締役社長 安徳 孝平
決算期
12月
直近業績
売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3667
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