【ファミ通調査】18年国内家庭用ゲーム市場は2.7%減の4343億円 ソフト市場は2年連続で増加 年間ソフト首位は「モンスターハンター:ワールド」

「ファミ通」は、2018年の国内家庭用ゲーム市場(ハードとソフトの合計)について、前年比2.7%減の4343億円だったことを明らかにした。集計期間は2018年1月1日~12月30日となる。内訳は、ハードが同15.9%減の1700億円にとどまったが、2013 年から 2016 年の市場規模を上回った。また、ソフトが同8.2%増の2642億円と伸びた。ダウンロード販売が大幅拡大し、オンライン決済全体を含めると、2年連続で昨年対比プラスとなった。
 


ダウンロード販売を含めたソフトランキングの年間首位は、286万本を販売した「モンスターハンター:ワールド」(カプコン/1月26日発売/PS4)が獲得した。2018 年初頭におけるプレイステーション 4本体の販売を牽引した。なお、ダウンロード版の売上が 87.4 万本と全体の 3 割近くを占めた。

続く 2 位には「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」(任天堂/12月7日発売/Switch)がランクイン。12 月の発売ながら、3 週間あまりでダブルミリオンに到達するという目覚ましい勢いで、Nintendo Switch 本体の販売も強力に押し上げた。


【2018 年家庭用ゲームソフト販売本数 TOP10】(累計販売本数の集計期間は各発売日~2018 年12 月30 日/単位:本)
注)ファミ通調べ


ハード市場では、Nintendo Switch が 348.2 万台を販売して年間販売台数のトップとなった。そのうち 12 月期だけで 115.9 万台、年間の 3 分の 1 に相当する売上台数を達成し、年末商戦において大きな存在感を示したという。同ハードは 2017 年 3 月に発売されたが、発売年の年間販売台数 340.7 万台を上回った。

なお 2 位のプレステーション 4 は、年間 169.5 万台を販売した。2019年は、「New スーパーマリオブラザーズ U デラックス」(任天堂/2019年1月11日発売/Switch)や「キングダム ハーツⅢ」(スクウェア・エニックス/2019 年 1月25日発売/PS4・Xbox One)といった人気タイトルが年明け早々から登場し、今年も家庭用ゲーム市場の動向が注目される、としている。


【各ハードの販売台数】(累計販売台数の集計期間は各発売日~2018 年 12 月 30 日/単位:台)
注)ファミ通調べ
 
株式会社KADOKAWA
http://www.kadokawa.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社KADOKAWA
設立
1954年4月
代表者
代表執行役社長CEO 夏野 剛/代表執行役CHRO兼CLMO 山下 直久
決算期
3月
直近業績
売上高2554億2900万円、営業利益259億3100万円、経常利益266億6900万円、最終利益126億7900万円(2023年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
9468
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