Epic Games、クロスプラットフォーム対応のオンラインサービスを無償提供へ 7つの主要プラットフォームに対応したSDKをローンチ


Epic Gamesは、12月13日、クロスプラットフォーム オンラインサービス ロードマップを発表した。

同プラットフォームは、元々は『フォートナイト』のために作られたもので、現在は7つ*のプラットフォームで2億人のプレイヤーの利用があるという。​そして今後公開するサービスでは、すべてのエンジン、すべてのプラットフォーム、すべてのストアに対して開かれたもので、すべてのデベロッパーに無料で提供する。デベロッパーは Epic 提供のソリューションと他のソリューションを自由に好きなように組み合わせて使用が可能となる。

*PC、Mac、iOS、Android、PlayStation、Xbox、Switch


■Epic のオンラインサービス
オンラインサービスをカプセル化した C SDK と、Unreal Engine 向けと Unity 向けのインテグレーションをローンチ時にリリース予定。まずはコア機能をリリースし、徐々に拡張をしていく。具体的な内容は以下になる。

・クロスプラットフォーム ログイン、フレンド、プレゼンス、プロファイル、エンタイトルメント
(PC では 2019年 Q2-Q3、その他プラットフォームでは2019年中予定):複数セッション、デバイスに渡ってプレイヤーを持続的に認識するためのコア機能を提供します。フレンドの識別、無料と有料エンタイトルメントの管理も含まれます。7の主要プラットフォーム (PC、Mac、iOS、Android、PlayStation、Xbox、Switch)をすべてサポートします。 各プラットフォームが個々のタイトルに対して可能にする範囲において提供されます。

・PC/Mac オーバーレイ API
(2019年 Q3 予定):ゲームタイトルとエンジンに依存しない、ログイン、フレンド、その他の機能を提供するユーザーインターフェースを提供する。

・クロスプラットフォーム ボイスコミュニケーション
(すべてのプラットフォームで 2019年 Q3 予定):Epic はすべてのプラットフォーム、すべてのストア、すべてのエンジンをサポートする新しいゲーム内ボイスコミュニケーションサービスを構築中で、このサービスは無料で提供する。(今現在、即座に利用できるボイスのソリューションを必要とするデベロッパーの方は、Discord、Vivox、TeamSpeak、Ventrilo、Mumbleを検討しよう)

・クロスプラットフォーム パーティーとマッチメイク
(すべてのプラットフォームで 2019年 Q3-Q4 予定)

・クロスプラットフォーム データストレージ、ゲームクラウドセーブ
(2019年 Q2 予定)

・クロスプラットフォーム アチーブメントとトロフィー
(2019年 Q3 予定)

なお、ここで挙げたサービスは、まだ第一歩に過ぎないという。ユーザー生成コンテンツ、ソーシャル機能の強化、アンチチート、といった内容についても開発を行っているとのこと。

 
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