NetEase、第3四半期は増収減益 『楚留香』や『荒野行動』『Identity V』好調もマーケティング費用かさみ営業減益に

『荒野行動』や『Identity V』『陰陽師』で知られるNetEaseは、11月14日、第3四半期(7~9月)の決算を発表し、売上は前年同期比35.1%増の169億人民元(2763億円)の増収となった。

主力のゲーム事業では同27.6%増の103億人民元(約1684億円)の増収となり、全体の伸びをけん引した。eコマースも同67.2%増の45億人民元(735億円)と大きく伸張した。このほか、広告事業が2.0%増の6.3億人民元(約103億円)、またEメールなどその他の収益は31.5%増の14億人民元(228億円)と、全てのセグメントにおいて増収を達成した。

ただし営業利益は同17.3%減の21億人民元(343億円)だった。人件費や研究開発費、マーケティングコストなど営業経費が60%増えたことが響いた。純利益は16億人民元(261億円)と前年同期の25億人民元から36%減少した。米ドル建て銀行預金および短期借入金から生じる為替差損が発生したことが主な要因だった。

ゲームにおいては、『Fantasy Westward Journey』や「Westward Journey」シリーズ、『Chu Liu Xiang(楚留香)』、『荒野行動( Knives Out)』、『Identity V』といったタイトルが人気だった。『World of Warcraft: Battle for Azeroth』をリリースしたほか、ブリザードと『Diablo Immortal』を共同開発するアナウンスも行った。
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