【ゲーム株概況(10/12)】全体の復調を受けてゲーム株も総じて堅調　ベクターやエクストリームS高　ケイブ下げ渋る　目標株価引き下げでスクエニ安い

10月12日の東京株式市場では、日経平均株価は103.80円高の2万2694.66円と反発。米国株式が続落した流れを受けて売り優勢で始まったものの、9月の貿易統計で輸出が予想を上回る着地になったことが安心感につながった。また急落した後の週末とあって、先物を売っていた短期筋の買い戻しも入り、先物主導で上げ幅を拡大した。

こうしたなか、ゲーム株は総じて堅調だった。先行きへの不安が後退し、買い優勢となった。ベクター<2656>とエクストリーム<6033>がストップ高まで買われるなど直近下げのきつい銘柄に見直し買いが入ったほか、引け後に決算発表を控えたブロッコリー<2706>も大幅高となった。第1四半期が好調だったこともあって、第2四半期決算への期待も大きかったようだ。

【関連記事】
・ブロッコリー、第2四半期の営業利益は292％増と大幅増益…『うたの☆プリンスさまっ♪』が大きく寄与

他方、ケイブ<3760>が9日続落。前日の第1四半期決算で赤字転落となったことが嫌気され、年初来安値を更新したが、後場に入って下げ渋った。スクウェア・エニックスHD<9684>もさえない。みずほ証券が目標株価を6900円から6200円に引き下げたことが嫌気された。ただしレーティングは「買い」の継続である。

【関連記事】
・ケイブ、第1四半期は2.4億円の営業赤字に転落…『サンジャス』は初動好調も継続率に課題、『ゴ魔乙』は原点回帰とeスポーツタイトルに転換中


■ゲーム関連銘柄一覧