トーセ、18年8月期は売上高4%減、営業益25%減に 原価低減や販管費抑制で計画対比で利益率が改善 スマホゲームの運営売上が大幅伸長

トーセ<4728>は、10月5日、2018年8月期の連結決算を発表、売上高45億1700万円(前々期比4.0%減)、営業利益2億2800万円(同25.8%減)、経常利益2億6700万円(同34.1%減)、最終利益1億8800万円(同10.1%減)となった。
 

なお、会社側予想との比較では、売上高は前回予想を2.3%下回ったものの、営業利益は39.2%増、経常利益は31.9%増、最終利益は40.3%増といずれも予想を上回って着地した。各プロジェクトにおいて原価低減が図れたことや販売費および一般管理費の削減に努めたことが利益上ブレの要因としている。
 

セグメント別の業績は下記の通り。

①デジタルエンタテインメント事業…売上高42億4300万円(前々期比2.9%減)、営業利益3億5900万円(同25.5%減)
ゲームソフト関連の売上は、スマートフォン向けゲームの開発依頼の増加に伴い、適切な人員配置を行うべく、モバイルコンテンツ関連に多くの開発人員を投入した結果、前々期比7.8%減となった。モバイルコンテンツ関連の売上は、複数のスマートフォン向けゲームにおいて運営業務を着実に遂行し、運営売上が大幅に伸長した結果、同7.7%増となった。パチンコ・パチスロ関連の売上は、規制強化の影響により引き続き厳しい受注環境が続いた結果、同28.3%減にとどまった。

②その他事業…売上高2億7400万円(同18.2%減)、営業損益1億3000万円(同1億7300万円の赤字)
子会社のフォネックス・コミュニケーションズにおいて、新規案件の受注が低調に推移した。一方で、東南アジア向けコンテンツ配信事業における先行投資の費用が減少したことで赤字幅が縮小した。

なお、2019年8月期通期の連結業績予想は、売上高53億2700万円(前期比17.9%増)、営業利益2億7100万円(同18.6%増)、経常利益3億3200万円(同24.2%増)、最終利益1億9200万円(同2.4%増)の見込み。
 

 
株式会社トーセ
http://www.tose.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社トーセ
設立
1979年11月
代表者
代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
決算期
8月
直近業績
売上高56億6200万円、営業利益4億6900万円、経常利益5億500万円、最終利益3億1000万円(2022年8月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4728
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