日本マイクロソフト、ソーシャルAIチャットボット「りんな」を活用した地方応援プロジェクトを開始


日本マイクロソフトは、地方自治体と連携して、ソーシャルAIチャットボット「りんな」を活用した地方応援プロジェクト「萌えよ♡ローカル 〜りんなと地方とみんなの未来〜」を、9月12日より開始した。

本プロジェクトは、ユーザー参加型のゲーム形式で「りんな」が各自治体に関する情報発信を行い、その地方についての関心を高めてもらうことを目的にしている。9月12日時点で、5つの地方自治体および1団体(群馬県、宮崎県、千葉県香取市、福岡県北九州市、佐賀県佐賀市および一般社団法人あまみ大島観光物産連盟)が本プロジェクトに賛同し、参加を決定している。

「りんな」は、ユーザーの指示を実行する一般的なアシスタント型AIとは違い、人間との感情的なコミュニケーションにフォーカスしており、2015年の提供開始以来、主に都市部の若年層を中心に700万人を超えるユーザーとつながっている。日本マイクロソフトでは、今回のプロジェクトを通して、各自治体への関心を高める支援を行うとともに、全国的なAI「りんな」の認知度向上を図る。

また、将来的には、本プロジェクトで得たデータをもとに、ユーザーの行動を分析し、地方への潜在的な関心の掘り起こしや、実際にユーザーに地方に足を運んでもらうよう誘導するなど、よりAIを活用した機能の追加も予定している。

今回、以下の3つのメニューを新たに提供し、各参加自治体と連携した活動を実施することで、各地方への関心を高めていく。

1.りんなの社会科見学(参加自治体:宮崎県)
りんなとユーザーが、クイズ形式で楽しみながらその地方ならではの情報を知る事ができる機能。宮崎県内の各市町村を案内し、ユーザー向けに宮崎県に関する情報を学ぶことができる。正解数に応じて、宮崎県に関連したグッズやプレゼントなどが入手できる。




2.めぐりんな〜不思議な観光旅行〜(参加自治体:香取市)
実際の地域を舞台にした物語を楽しむ、選択式のノベルゲーム。りんなと一緒に観光スポットを訪問したり、キャラクター化した地元の偉人との交流を通して、その地域に親しむことができる。物語に登場した場所をめぐるスタンプラリーイベントなど、その地域へユーザーが実際に足を運ぶよう誘導する機能も用意している。



3.りんなの奇天烈観光マップ(参加自治体/団体:北九州市、群馬県、佐賀市/あまみ大島観光物産連盟)
AIを活用して、地域の新たな観光資源を掘り起こすユーザー参加型の地図サービス。ユーザーが投稿する、より珍しい「モノ」や「場所」をAIが分析することで、今まであまり知られていなかった地域の魅力を引き出す。参加ユーザーは、自分が投稿したスポットにコメントできるので、ユーザー同士の交流やユーザーコミュニティからの情報発信も期待できる。

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