【株式】オルトプラスに売り殺到、ストップ安売り気配 新株予約権発行で希薄化懸念

8月31日の東京株式市場では、オルトプラス<3672>に売り注文が殺到し、ストップ安売り気配となっている。気配値は前日比150円安の729円となっている。昨日発表した新株予約権の発行が売り材料視された。『アークザラッドR』のヒットを受けて買われていた状況だっただけに、とりわけネガティブサプライズと受け止められたようだ。

 
注)本日分については気配値。


同社は、8月30日、マッコーリーとSBI証券を割当先とする第5回、第6回新株予約権を発行すると発表した。発行する新株予約権は3万3000個で、当初行使価額は第5回が906円、第6回が1200円で、下限行使価額は544円となっている。潜在株式数は330万株、希薄化率は24.3%となる。

なお、調達する資金の見込額は、31億5500万円で、新規ネイティブゲームの開発費・運営費や、オフショア拠点であるベトナムへの先行投資、企業向けの社内仮想通貨サービス「コミュニティオ」への投資、借入金の返済などの充当する、としている。

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株式会社オルトプラス
http://www.altplus.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社オルトプラス
設立
2010年5月
代表者
代表取締役CEO 石井 武
決算期
9月
直近業績
売上高43億8700万円、営業損益5億5600万円の赤字、経常損益5億2200万円の赤字、最終損益4億2000万円の赤字(2023年9月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3672
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