【発表会】リアル脱出ゲーム×名探偵コナン『公安最終試験(プロジェクト・ゼロ)からの脱出』記者発表会をレポート…公演を制作した仕掛け人へのインタビューも

 
SCRAPは、6月26日、原宿ヒミツキチオブスクラップにおいて、「名探偵コナン」とコラボしたリアル脱出ゲーム×名探偵コナン『公安最終試験(プロジェクト・ゼロ)からの脱出』の記者発表会を開催した。本稿では、当日の記者発表会の様子をレポートしていく。
 

■お笑い芸人ガンバレルーヤが謎解きに挑戦!

 
幅広い層から愛されている大人気作品「名探偵コナン」とSCRAPが誇るリアル脱出ゲームとのコラボは毎年行われおり、今回で全国ツアーの開催は6回目となる。そんな今回のタイトルは『公安最終試験(プロジェクト・ゼロ)からの脱出』。2018年4月より上映公開された映画「名探偵コナン ゼロの執行人」でも活躍を見せた「安室透」も登場するという。
 
本発表会では、最初に「名探偵コナン」の主人公である「江戸川コナン」が登壇。今回のリアル脱出ゲーム『公安最終試験(プロジェクト・ゼロ)からの脱出』の内容を説明してくれた。
 
舞台となるのは、公安最終試験の会場。参加者たちは「安室透」からの推薦を受け、公安の協力者採用試験に集まった。しかし、試験中に何者かが仕掛けた爆弾事件に巻き込まれる……という内容とのことだ。
 

 
コナンからの説明が終わると、続いてお笑い芸人のガンバレルーヤが登壇した。昔から「名探偵コナン」が好きだという2人は、いつものピンクと黄色の衣装ではなくコナン風の衣装を着て登場。コナンに会えたことに感激の声を上げた。
 

▲お笑い芸人のガンバレルーヤ。左がよしこさん、右がまひるさん。
 
司会者から「ゼロにしたい経験や思い出は?」といった本公演にちなんだ質問を受け、まひるさんは「テレビ関係者のおじさんの生き霊が6体ついていること」、よしこさんは「変装した自分に声をかけてきた知らないおじさんとお笑い芸人の話題になり、ガンバレルーヤで一度も笑ったことがないとおじさんに言われたクリスマスの夜」と答えて会場の笑いを誘った。
 
エピソードトークで場が和んだところで、今回のリアル脱出ゲームでキーマンとなる安室透から、2人に対し特別な謎が出題された。アルファベットがバラバラに記されたマスに頭を抱えるガンバレルーヤ。しかし司会者からのヒントでまひるさんが閃き、見事答えを導き出すことに成功した。下記にガンバレルーヤが解いた問題を掲載するので、読者の方々もぜひ考えてみて欲しい。
 

▲こちらがガンバレルーヤに出された謎。答えは記事の最後に記載するので、しばし謎解きを楽しんでいただきたい。
 

▲ヒントから謎の解き方を思い付いたまひるさん。
 

▲最後は指を差し、ビシッと解答。
 
 
▲謎解き後、「ぜひ皆さんもコナンのコスプレをして、公演に来て下さい」と2人がコメントをし、記者発表会は終了した。
 

■大人だけのものでは勿体無いコナン脱出の魅力

 
記者発表会終了後、特別に今回の仕掛け人であるプロデューサーの菅原侑亮氏にインタビューを行うことができた。本公演の見所を存分に語ってもらったので、一読していただきたい。
 

▲プロデューサーの菅原侑亮氏。
 
――:これまではSCRAPでどのようなものを作ってこられたのでしょうか?
 
菅原:最近だと、東京ミステリーサーカスで開催中のリアル脱出ゲーム×Shadowverse『影に沈む世界からの脱出』ですね。あとはコナンとのコラボも毎年行っていて全国ツアーの開催は今年で6作目になるのですが、僕は2作目から運営や制作に関わっています。
 
――:リアル脱出ゲームでコナンとコラボする時、最も大事にされているのはどのような点でしょうか。
 
菅原:僕は謎を作るコンテンツディレクターではなくて、全体の制作進行や統括をするので、宣伝的な部分を気にして見ています。その点から言うと、「名探偵コナン」は物凄く認知度と人気が高い作品で、コミックスはもちろんテレビアニメや映画も毎年上映されています。その中で「リアル脱出ゲーム」という少し特殊な体験に対して、「行ってみたい」と思っていただけるようなものにしたいなと思っています。「リアル脱出ゲームは少しハードルが高そう」ではなく、「面白そうだから行ってみよう」と、気軽な感じで捉えてもらえるようにするというところを大事にしています。
 
――:過去のコナンコラボで、実際に行った仕掛けにはどのようなものがありましたか。
 
菅原:そもそもリアル脱出ゲームは”大人の遊び”というところから始まっているので、「コナンだから」と来場した子どもにとって難しすぎるというのがひとつ壁にはなっていたんです。そこで、前回のコラボの時は小学生など低年齢層のお子様が楽しめるように、飛び出す絵本を使った仕掛けを用意したりしました。
 
――:「名探偵コナン」というと既に何十年も前から有名なIPではあると思うのですが、今回、映画「ゼロの執行人」の大ヒットを受けてプレッシャーはありましたか。
 
菅原:コンテンツディレクターと2人で怖いと話していました(笑)。期待が高くなっている分、実際に遊んでいただいて、期待外れにならないかどうかは毎回とても不安ですね。そのために事前のテストプレイも入念に行ってお客様の反応を聞いています。丁度、昨日は脱出ゲームは初めてという女子高生の皆さんに体験してもらったのですが、楽しまれていたようでホッとしています。特に、安室さんが出た瞬間はかなり盛り上がってくれていました。
 
――:社会現象を起こすほど人気のキャラですもんね。ちなみに、その女子高生の方々と同じくコナンファンだけどリアル脱出ゲームは初めてという方への見所はどういったところになりますか?
 
菅原:今回のイベントでは「公安」と「安室透」がキーワードになるようにしたので、やはり彼が活躍する物語にしたかった。そこに、リアル脱出ゲームの特徴である”キャラクターとコミュニケーションが取れる”という体験をしていただけるよう、ゲーム内容やストーリーを作っています。
 
コナンファンのみなさまにとっては安室さんが凄く喋るところがひとつ見所になっています。声優の古谷さんにも「台本がとても分厚い」と言われたくらいで、もしかしたら映画で聞いた以上に喋っているのではないでしょうか(笑)。映像以外にも、実際にゲーム中に「次はこういうことをやってみましょう」という指示を安室さんのボイスで聞きながら謎を解くという体験もできますよ。

 
――:では、逆にリアル脱出ゲームによく行っているという方にはどのような点が魅力となっているのでしょうか。
 
菅原:いつもの謎解きは紙を使って情報を読み解いていくものが多いのですが、先ほども話した通り今回はキャラクターのボイスを使ってゲームを進行するという新しい試みをしています。最後の大謎もこれまでと違ったものでドラマチックなものに仕上がっていますので、今までの”気付き”や”閃き”に加えて、登場人物の気持ちや物語の中に入り込んでいただくと、より楽しめると思います。
 
――:6回目だからこそ、ここがパワーアップしているという点があれば教えて下さい。
 
菅原:ゲームの開始から終了までだけでなく、その前後にも楽しんでもらえるようなこだわりを作っています。既に特設サイトで公開している「コナンの犯人診断」も含め、グッズ付きチケットでは安室からの極秘任務という形で謎が入ったUSBを付けています。また、公安最終試験の結果で「アナタはこのランクです」と判定できる仕掛けもありますし、グッズやフォトスポットにも気合いを入れています。
 
――:最後に、これから来場される方々に向けてメッセージをお願いします。
 
菅原:お腹いっぱいになるくらい色々な要素を詰め込んだ公演になっているので、ぜひ期待をして来てください。存分に楽しんでいただけると思います!
 
謎の解答:ZERO
謎の解説:この謎は、各マスにアルファベットA~Zを順番に並べたものが入るようになっている。とはいえ、アルファベットはA~Zの26文字で問題のマス目は合計20と数が合わないし、順に並べてみると途中で行き詰まってしまう。この問題は、アルファベットを順に並べる気付いた上で、さらに1列目から4列目までを切り離して考える必要がある。そうすると
1列目……X(Y)ZA(B)
2列目……(C)DE(F)G
3列目……P(Q)RS(T)
4列目……MNO(P)Q
※()内は元からマスに書かれていたアルファベット。
となり、それぞれの列の灰色のマスに書かれたアルファベットを左から読むと、ZEROとなる。
 
■開催概要
【公演スケジュール】
東京:原宿ヒミツキチオブスクラップ(6/29~10/28)
大阪:大阪ヒミツキチオブスクラップ(7/6~10/28)
名古屋:ナゾ・コンプレックス名古屋(7/27~10/28)
札幌:アジトオブスクラップ札幌(8/24~9/3)
香川:シンボルタワー 展示場(8/4~8/5)
静岡:マリナート(8/25~8/26)
徳島:アスティとくしま 第6会議室(8/25~8/26)
鳥取:米子コンベンションセンター BIG SHIP 国際会議室(9/15)
新潟:日報ホール(9/21~9/24)
神奈川1:日石横浜ホール(9/21~9/23)
熊本:SECOND  SIGHT(9/21~9/24)
石川:ITビジネスプラザ武蔵 6F交流室(9/23〜9/24)
千葉:市川市文化会館(9/29 - 9/30)
京都:KBSホール(10/6~10/7)
大分:TOSテレビ大分3階大ホール(10/5~10/8)
群馬:ベイシア文化ホール(10/6~10/7)
広島:イオンホール 広島祇園 イオンホール(10/6~10/8)
愛媛:エミフルMASAKI エミフルホール(10/13~10/14)
福岡:西鉄ホール(10/16~10/23)
埼玉:TOIRO(10/20~10/21)
岡山:倉敷市民会館 展示室(10/20~11/3)
富山:サンシップとやま(10/26~10/28)
茨城:つくば市ふれあいプラザ(10/27~10/28)
兵庫:ポートオアシス(10/26~10/28)
神奈川2:アジトオブスクラップ横浜(11/2~11/25)
山梨:山日YBSホール(11/3~11/4)
宮城:イベントホール松栄(11/2~11/4)
滋賀:大津市民ホール(11/3~11/4)
岩手:岩手県公会堂[登録有形文化財](11/9~11/11)
沖縄:RBCホール(11/23~11/25)
青森:リンクステーション青森(11/23~11/24)
長崎:長崎新聞文化ホール(11/30~12/2)
鹿児島:詳細後日発表
 
【チケット情報】
◯極秘任務付きチケット ※前売のみの発売。
<東京・大阪・名古屋・神奈川2公演>
一般:6,200円
学生(大学生・専門学生):5,900円
高校生:5,500円
子ども(小学生・中学生):5,200円
グループチケット(1~6人):36,600円
<その他の公演>
一般:5,900円
学生(大学生・専門学生):5,500円
高校生:5,000円
子ども(小学生・中学生):4,800円
グループチケット(1~6人):34,800円
 
◯通常チケット
<東京・大阪・名古屋・神奈川2公演>
前売一般:3,200円
前売学生(大学生・専門学生):2,900円
前売高校生:2,500円
前売子ども(小学生・中学生):2,200円
前売グループチケット(1~6人):18,600円
<その他の公演>
前売一般:2,900円
前売学生(大学生・専門学生):2,500円
前売高校生:2,000円
前売子ども(小学生・中学生):1,800円
前売グループチケット(1~6人):16,800円
 
<極秘任務付きチケットについて>
「極秘任務付きチケット」は他では手に入らない限定グッズ「Project ZERO 特製USBメモリ」が付いてくるチケット。
 
注意事項:
・当日券での極秘任務付きチケットの販売はない。
・特製USBメモリはイベント参加当日、会場受付にて引き換えとなる。
・極秘任務付きチケットや特製USBメモリの転売は、いかなる場合にも固く断る。
・特製USBメモリのみでの発売はしない。
 
【チケット販売スケジュール】
 第一弾(9月30日までに公演がスタートする会場)
<一般販売>
発売中
 
第二弾(10月1日以降に公演がスタートする会場)
<一般発売>
2018年8月31日(金)12:00~

 
(取材・文 ライター:谷山ヒロト)



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