【ゲーム株概況(6/19)】全体市場が軟調な中でカプコンが健闘 コンテンツ事業の譲渡を発表したシリコンスタジオは大幅続落 ミクシィは安値更新

6月19日の東京株式市場では、日経平均株価は大幅続落し、前日比401.85円安の2万2278.48円で取引を終えた。トランプ米大統領が中国の知的財産侵害に対する制裁関税の検討を指示したと伝えられたことで、国内市場も米中摩擦激化を警戒した売りが朝方から先行した。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、総じて軟調な推移が目立つ中で、カプコン<9697>が買われた。カプコンは、明日6月20日にカプコンTVでE3特集の生放送を実施する予定であり、何らかの新情報が発表されるのではとの期待感が先行する格好となっているようだ。

また、日本ファルコム<3723>やエディア<3935>、コナミHD<9766>などがしっかり。

半面、スクウェア・エニックス<9684>が4日ぶりに反落し、ミクシィ<2121>やケイブ<3760>、オルトプラス<3672>、gumi<3903>、アカツキ<3932>などが年初来安値を更新した。

前日にコンテンツ事業を会社分割により新設会社スタジオリボルバーに承継し、そのスタジオリボルバーの株式の90%をクリーク・アンド・リバー社(C&R社)<4763>に譲渡すると発表(関連記事)したシリコンスタジオ<3907>は大幅続落し、終値ベースで1700円台を割り込んだ。


■関連銘柄
シリコンスタジオ株式会社
http://www.siliconstudio.co.jp

会社情報

会社名
シリコンスタジオ株式会社
設立
2000年1月
代表者
代表取締役社長 梶谷 眞一郎
決算期
11月
直近業績
売上高45億5400万円、営業利益2億3800万円、経常利益2億4600万円、最終利益2億円(2023年11月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
3907
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