横浜DeNAベイスターズ、ギフティと「BAYSTARS coin(仮)」の開発を検討 地域に根付くエコシステムの構築へ


横浜DeNAベイスターズは、2017年12月に募集開始を行った新たなスポーツ産業の共創を目指す新事業「BAYSTARS Sports Accelerator」(ベイスターズ スポーツ アクセラレータ)の第1期プログラム参加企業としてギフティの決定を発表した。今後、横浜 DeNA ベイスターズとギフティは、地域経済活性化を目指した電子地域通貨サービスの開発を検討していく。

第1期「BAYSTARS Sports Accelerator」は、「スポーツ観戦体験」、「ファン層の拡大・満足度向上」「スポンサー企業への提供価値」「物販・飲食サービス」「スポーツ技術」「新たなスポーツ分野」という6 つのテーマで募集を行い、2018 年 1 月までに合計 52 件の事業プランの応募があった。その中で、「成長性」「実現性」「必要性」の 3 つの観点を重視し、応募企業との面談を重ねた結果、第 1 期プログラム参加企業としてギフティに決定したという。

本プログラムでは、横浜 DeNA ベイスターズが保有するデータ(※1)やネットワークを活用し、ギフティが保有する地域通貨ソリューション「Welcome!STAMP」(※2)をベースとした電子地域通貨「BAYSTARS coin(仮)」の開発を行い、横浜スタジアム(※3)や対象エリアの加盟店で「BAYSTARS coin(仮)」を用いた決済が可能となるサービスを検討していく。

現金を持ち歩くことなく決済が可能となることで、観戦客などの利便性向上に繋げ、さらにユーザーが街に回遊することで対象エリアの加盟店に送客の機会を提案し、地域に根付くエコシステムの構築に取り組んでいくとのこと。

※1:個人情報、性質上提供ができない情報、その他別途提供の対象外と定めた情報を除く
※2:紙やカードを使用せずに各種地域通貨(プレミアム商品券など)を電子化し流通させる
地域通貨のソリューション
※3:横浜 DeNA ベイスターズ主催試合開催時


■株式会社横浜 DeNA ベイスターズ 代表取締役社長 岡村 信悟 氏 コメント

「横浜 DeNA ベイスターズとギフティが連携して、新たな地域通貨の共創を検討するプログラムを開始します。現在、私たちはスポーツの力で街に賑わいをつくる『横浜スポーツタウン構想』を進めております。将来、横浜の街での買い物がこの電子地域通貨を使ってできるようになり、地域経済活性化につながる新たな事業になるように検討を重ねてまいります。」


■株式会社ギフティ 代表取締役 太田 陸氏 コメント

「この度は『BAYSTARS Sports Accelerator』の第 1 期生に選出頂きまして、誠にありがとうございます。今回取り組むプログラムは球団・地域・ファンを繋ぐ、新たなサービスです。弊社の『Welcome ! STAMP』を活用した全国のモデルケースになることを目指しつつ、私自身も横浜出身でもありますので、1 ユーザーとしてもヘビーユーズしていきたいです。」


■「BAYSTARS Sports Accelerator」 概要

横浜市民・ファンの皆様・スポンサー企業などのステークホルダーにこれまでなかったスポーツ体験の提供と、横浜の地域経済活性化を目的として、革新的なサービスなどを持つベンチャー企業との共創を通じて、新たなスポーツ産業を生み出し、拡げていくことを目指したプログラムです。プログラム参加企業には横浜 DeNA ベイスターズが運営する情報発信拠点「THE BAYS」(ザ・ベイス)内の会員制シェアオフィス&コワーキングスペース「CREATIVE SPORTS LAB」をプログラム期間中、無料で提供する。

第2期「BAYSTARS Sports Accelerator」の募集開始は、今夏を予定しており、詳細は決定次第改めて案内を行う。