インタースペース、2Qは売上高8%増、営業益5%増 インターネット広告事業、メディア運営事業ともに増収増益に

インタースペース<2122>は、5月8日、2018年9月期の第2四半期累計(10~3月)の連結決算を発表、売上高140億4000万円(前年同期比8.2%増)、営業利益4億9400万円(同5.3%増)、経常利益4億9100万円(同5.5%増)、最終利益3億1000万円(同11.3%増)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①インターネット広告事業…売上高135億9200万円(前年同期比7.4%増)、セグメント利益4億1800万円(同1.7%増)
主力のアフィリエイトサービス「アクセストレード」は、ECカテゴリにおいて「コスメ、サプリメント」などの単品通販商品が一部の広告規制などがあり減少したものの、直近四半期は持ち直しがみられ前年同期比約26%の増加で推移した。金融カテゴリは、引き続きFX関連の案件が堅調なほか、注目市場となった仮想通貨案件の伸長により前年同四半期比で約18%の伸長となった。

店舗向けアフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」は、提携店舗とのコミュニケーション強化を推進し行動量を増加させた結果、稼働率を高く維持し前年同四半期比14%増加となった。ネイティブアドネットワーク「X-lift」は、配信ボリュームの高いメディアの開拓および連携に注力し、配信在庫の増加と稼働案件の向上に努めた。

また、海外事業は、連結子会社であるインドネシアおよびタイの両国において昨年度から取組みを開始したLINEポイントとの広告連携により、広告取扱高を大きく伸長させた。

②メディア運営事業…売上高4億4800万円(同37.4%増)、セグメント利益7500万円(同31.0%増)
主力の「ママスタジアム」において、ママに人気のレシピ動画やFacebook、Instagramなどの運用を強化し、ユーザーへのリーチを拡げママ向け情報メディアとしての認知向上に向け注力した。その結果、月間ユニークユーザー数は堅調に推移し、タイアップ広告の受注拡大など順調に収益貢献した。また2月より連結子会社となった4MEEEが運営する「4MEEE」「4yuuu!」は、女性向けトレンドメディアとして、ファッションやメイクなどの情報記事を毎日発信している。今後も既存の運営メディアとの相乗効果をより高めていく。

ネイティブアプリなどを提供するコンテンツ事業においては、海外向けに配信している女性向け恋愛カジュアルアプリが引き続きダウンロード数を伸ばし順調に拡大した。

なお、2018年9月期通期の予想については、従来予想から変更なく、売上高300億円(前期比8.1%増)、営業利益11億5000万円(同7.10%増)、経常利益11億5000万円(同10.9%減)、最終利益6億9500万円(同13.6%減)の見込み。
 

 
株式会社インタースペース
https://www.interspace.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社インタースペース
設立
1999年11月
代表者
代表取締役社長 河端 伸一郎
決算期
9月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2122
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