Liaro、Deep Learningなどの画像認識アルゴリズムを用いたAIによる将棋の自動実況システムを開発


Liaroは、11月28日、Deep Learningなどの画像認識アルゴリズムを用いたAIによる将棋の自動実況システムを開発した。今回のシステムは、クローズドα版として開発し、21日、22日に行われた将棋のタイトル戦で生放送映像からAIが盤面の認識を行い、90%の精度を達成したという。

このシステムでは、対局の生放送映像から画像認識により盤面の状況を認識することで盤面の変化を検知し、変化に応じて自然文を生成することで自動実況を実現した。今後は、さらなる精度向上と盤面解析などの機能追加を進めるとともに同様の技術を用いたプロダクトの開発を行っていいく。

さらに今後は、これらの技術を活かして外部企業やサービスと連携しAIによる機能向上や業務自動化などのプロダクト開発を積極的に請け負っていく方針。体的には、以下のようなものを想定しているそうだ。

・将棋以外にも映像・スコア情報などからスポーツや災害などの速報自動生成システム
・グラフやログデータからのレポート自動生成システム
・画像認識による類似商品表示システム
・画像認識による嗜好解析エンジン
 


 
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