経済産業省、サイバーセキュリティ分野初の国家資格「情報処理安全確保支援士」制度を開始

経済産業省は、10月21日より、サイバーセキュリティ分野において初の国家資格となる「情報処理安全確保支援士」制度を開始した。

情報処理安全確保支援士とは、サイバーセキュリティに関する知識・技能を活用して企業や組織における安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援し、また、サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い、その結果に基づき必要な指導・助言を行う者をいう。サイバーセキュリティの確保に取り組む政府機関、重要インフラ事業者、重要な情報保有する企業などのユーザー側、これら組織に専門的・技術的なサービスを提供するセキュリティ関連企業などベンダー側の双方において活躍が期待されるという。
 
なお、資格取得には、独立行政法人情報処理推進機(IPA)構が実施する情報処理安全確保支援士試験に合格し、登録をした者が情報処理安全確保支援士と名乗ることができる。制度開始から2年間に限り、情報セキュリティスペシャリスト試験またはテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)試験に合格した人も登録を受けることができる。また、情報処理安全確保支援士には、継続的にサイバーセキュリティに関する最新の知識・技能を維持するため、IPAが実施する講習を毎年受講しなくてはならない。
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