アドバンスト・メディア、音声認識開発キット「AmiVoice SDK」スタンドアローン版にディープラーニング技術を実装…誤認識が25%改善

アドバンスト・メディア<3773>は、8月23日より、スタンドアローン版の音声認識開発キット「AmiVoice SDK(ローカル認識)」にディープラーニング技術を実装し、販売を開始した。価格は50万円(税抜)で、商用ライセンスは1ライセンスから購入が可能。対応OSは、iOS、Android、Windowsとなる。

AmiVoice SDKは、各種OSで動作するアプリケーションへの単語・コマンド・文章認識機能の組み込みが可能になる音声認識開発キット。日常会話で用いられる標準的・汎用的な用語や言い回しを搭載した「大語彙辞書」のほかに、業種・業態など、分野に特化した専門辞書の利用可能。

AmiVoice SDKのサーバー認識版には2015年よりディープラーニング技術を実装しているが、スタンドアローン版にもディープラーニング技術を実装したとのこと。これにより、認識精度が大きく向上し、従来の音声認識エンジンと比較し、誤認識が約25%(同社調べ)改善したという。

同社では、主に製造・物流などでのボイスピッキング業務や、音声点検業務・実績入力などへの活用を見込んでいるそうだ。8月30日にはセミナーを開催し、最新のSDK導入事例の紹介とともに、技術者向けにSDKの活用方法を解説する。