​【レビュー】『ユニゾンリーグ』の制作スタッフによる最新作『ヴァルキリーコネクト』を紹介 オートバトルでさくさく遊べるRPG キャラ育成にやり込み要素も


今年の前半はやや少ないように思われた各社のオリジナルタイトルの新作が、このところ相次ぎリリースされて話題を集めている。特に直近ではHappy Elementsの『ラストピリオド』やコロプラ<3668>の『ドラゴンプロジェクト』がアプリストアの売り上げランキングでトップ10入りを果たすなど、人気を集める好スタートを切った。

今回は、そんなオリジナルタイトルの中から、エイチーム<3662>の大ヒットタイトル『ユニゾンリーグ』の制作スタッフが手掛けた最新作『ヴァルキリーコネクト』を紹介したい。先日6月9日にリリースとなり、アプリストアのダウンロードランキングではトップ10圏内に順調に入ってきている本作だが、実は課金システムとなる「ダイヤショップ」の実装はこれからであり、今後売り上げランキングでも順調に順位を上げて、注目を集めてくる可能性は高い。
 

出所:AppAnnie
 

■ストレスフリーで楽しめるオートバトルRPG


本作は、前述の通り、『ユニゾンリーグ』の制作スタッフが手掛けた最新作で、北欧神話をベースにした与田想氏による本格的なシナリオ、桜庭統氏による幻想的なサウンド、廣岡政樹氏による魅力的なキャラクターたち、そして豪華声優陣によるキャラクターボイスなどが魅力となっている。

ゲームは、3Dのかわいいキャラクター達が基本オートでバトルするRPGとなっており、バトルではキャラクター固有の必殺技「アクションスキル」や「リミットバースト」をかんたんなタップ操作で発動させることができる。ちなみにこの「アクションスキル」もオート操作とすることが可能で、ストレスフリーでプレイを楽しむことができる。
 



メインストーリーのマップはすごろく型で一マス一マスずつ進んでいく形になる。基本的に一本道のシナリオで、アップデートによってシナリオが追加されていくようだ。また、キャラクターごとのストーリーを楽しめるキャラクエストも楽しめるほか、イベントクエストも期間限定で開催されている。
 


このイベントクエストの中に、本作最大の特長となる「コネクトバトル」もある。「コネクトバトル」は、自分のパーティーとほかのパーティーを含めて、最大15人のキャラクター達と協力して強大な敵を倒すリアルタイム協力バトルとなっている。
 


■すべてのキャラクターが☆5まで育成可能…キャラ育成のやり込み要素は満載


パーティーに編成できるキャラクターは5人(5体)で、これらのキャラクターは基本的にガチャで入手できる。ガチャには「キャラクター」と「武器」の両方が含まれており、筆者がプレイしてみたところ、比較的キャラクターの登場率も高い印象だ。
 


キャラクターは、ソウルを集めることですべてのキャラクターが☆5まで進化させられるほか、バトルのドロップや商人からの購入で手に入るオーブを集めてセットすることでグレードアップさせることも可能。もちろん武器もキャラクターに装備できるため、この辺りがもっともやり込み要素となってくる。
 


ちなみに武器も鍛冶屋で強化することが可能で、同じ武器を組み合わせることで進化させることも可能だ。

つまり、このキャラクター、武器の強化の部分でガチャを回すことが多くなると思われ、ここが本作のマネタイズ要素となってくる。ガチャは「ダイヤガチャ」と「マナガチャ」の2種類があるが、よりレア度の高いキャラクター、武器が手に入るのは「ダイヤガチャ」となる。このダイヤガチャを回すために必要なダイヤを購入できるダイヤショップがまもなく実装される予定であり、その実装後にアプリストアの売り上げランキングでどのような推移を見せるのか注目されるところだ。
 

■オートバトルはライトユーザーの取り込みにプラスか 半面、バトルの手応えに物足りなさも… 


筆者が実際にプレイしてみた感想としては、オートバトルでさくさくと進めるため、ライトなユーザー層にもプレイしやすいのではないかと思う。その半面、バトルに手応えを求めるコアなユーザー層には物足りなさを感じさせるかもしれない。

一方、キャラの育成という点では、相当やり込める部分が大きい。「キャラクターを☆5まで強化すると真の姿が!」とのことで、キャラクターを育成するようなやり込みプレイが好きなユーザーにはプレイし甲斐があるのではないだろうか。

(編集部:柴田正之)


■『ヴァルキリーコネクト』

 

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© Ateam Inc.
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高275億5200万円、営業利益5億4300万円、経常利益7億1100万円、最終利益1億4300万円(2023年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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