テレビ東京と台湾ソフトスター社、中華圏の人気ゲーム『軒轅剣』を共同でアニメ化…中華圏で2017年に配信開始、アジア・欧米でも展開予定


テレビ東京は、12月3日、中華圏での人気ゲーム『軒轅剣(けんえんけん)』のアニメを台湾企業と共同製作することを明らかにした。

『軒轅剣』は、台湾のゲーム会社の大宇資訊股份有限公司(ソフトスター社)が開発したゲームで、中国戦国時代の墨家という学派が残した"機関"と呼ばれる動力装置や科学技術をめぐる壮大なストーリーと、機関獣という斬新な戦闘キャラクターを使ってのバトルが多くのファンを引き付けているという。1990年に第一弾が発売されてから、今年25周年という長寿シリーズで、これまでに本編・スピンオフ合わせてPC版12作品がリリースされ、中華圏でのプレイヤーは8000万人に達している。今後はダウンロード型販売での世界展開や家庭用ゲームソフトでも展開する予定だ。

ゲームの人気を受けて、ノベライズ、コミック、実写スペシャルドラマ化などの展開も行われた。実写ドラマは高視聴率を記録し、ネット配信でも26億回を超える再生回数を記録している。今回、満を持しての初のアニメ化となり、数あるエピソードの中から、ゲームのファンの間で特に人気の高い"蒼之濤(そうのとう)"をベースに、アニメならではのストーリーも盛りこんだ作品になる予定。

ソフトスター社は、「軒轅剣」の新作をリリースする予定だが、アニメについては2017年、まず中華圏での放送と配信開始を目指しているという。その後、アジア、欧米にも展開する予定だ。

テレビ東京によると、今回は、企業マッチングで実績のあるみずほ銀行の協力を得て、台湾側のパートナーとして、ソフトスター社のほか、アニメ企画会社ナダ、IPTV・CATV事業を手掛けるゴールデンTVの三社が揃ったとのこと。4社のメディア、エンタテインメント企業がタッグを組んでのプロジェクトとなる。



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