gloopsの新作『LAPLACE LINK』は常識を打ち破る新世代ブラウザゲーム マップ移動型&アクションバトル、"リアル"な世界観・キャラが魅力

gloopsは、この日(11月4日)、東京都内で、新作ソーシャルゲームである『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』のメディア向け発表会を開催した。発表会には、本作のメインキャラクターを演じる声優の内山昂輝さん、川澄綾子さん、種田梨沙さん、下野紘さんがゲストとして登場し、トークショウやマルチプレイを行った。ゲームはブラウザゲームとして、今冬、「Mobage」で配信開始となる予定で、本日より事前登録の受付が始まった。さらにオープンβテストも近日実施する予定だ。

ご存知のように、モバイルゲーム市場では、ネイティブアプリが全盛となっているなか、なぜgloopsはあえて新作のブラウザゲームを開発しているのか。そして、どういった内容のゲームに仕上げてくるのか。セミナーなどでゲームの情報がほのめかされてきたが、今回の発表会では、ゲームの概要が判明した。モバイルのブラウザゲームの常識を大きく打ち破る作品となっていた。今回の記事では、ゲームシステムを中心にレポートする。

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■池田社長「現時点で最高水準のブラウザゲームに」

発表会の冒頭、gloopsの池田秀行社長が登壇して挨拶した。昨年、「ネイティブシフト」を掲げて6タイトルを提供してきたものの、残念ながら、まだ大きなヒットが生まれていない状況にあるという。ただ、一連のリリースで得られた経験を活かして、現在、新タイトルを開発しているが、今回発表するのは、完全新作のオリジナルブラウザゲームであると明かした。gloopsのゲーム開発の技術とノウハウが注ぎ込まれたもので、現時点で最高水準といえるブラウザゲーム担っているという。構想から2年を費やし、多くのチャレンジを盛り込んだそうだ。現在、ネイティブアプリに比べて、ブラウザゲームは、元気がないように見えるが、今回のゲームをきっかけにブラウザゲームを盛り上げたいと語った。


 
■これまでのブラウザゲームの枠を超えた自由度の高い本格RPGに

本作プロデューサーの上田朋宏氏が登壇し、ゲーム概要を紹介した。

上田氏は、ゲームを開発した経緯について、遊ぶ人の感情を揺さぶるゲームを作りたいと考えたと明かした。モバイルゲームでプレイに何百時間も費やす人がいるが、それだけ時間を使って得たものは何かと考えた時、形に残るものはないことに気づいたそうだ。そして、そこで改めてゲームの価値を考えた時、何かに勝って楽しかった、面白かった、物語に感動した、という感情が揺さぶられた記憶にあると述べた。

それではなぜネイティブアプリではなく、ブラウザゲームなのか。現在、ブラウザゲームは、ネイティブアプリに押されている状況にあるが、そうしたなかでもブラウザゲームに強い可能性を感じていると語った。現在、世界で30億人を超える人がブラウザを日常的に使っているだけでなく、ブラウザについても技術開発が進んでおり、日々進化している。今回、あえて進化し続けるブラウザを使って新しいゲームを提供できるのではないかと考えたとのこと。
 



(1)世界観

続いて、世界観の紹介となった。まず、ゲームでは「儚さとリアルな感情が存在する物語」を取り入れたという。これはどういうことか。例えば、ゲームの世界では、敵とバトルして見事倒すと問題が解決してハッピーエンドになることが多いが、果たしてそれはリアルといえるのだろうか。むしろ、現実世界ではそうなることのほうが稀だ。例えば、問題を解決したら、より根深い問題が表面化したり、あるいは何かを得たら別の何かを失ったりといった場面に出くわすことが少なくない。このゲームでは、そうした「リアルさ」を追求するとともに、人間臭くて多面的なキャラクターも登場する。

また、ゲームの舞台は、現代から300年後の未来の世界となる。そこは科学ではなく、魔法がインフラとなっている。魔法を使うために必要なエネルギー「エーテル」を抽出する存在として「ラプラスの樹」が世界に存在している。魔法は良いことばかりではない。エーテルを使って魔法を使用すると副産物として、「樹獣」と呼ばれるモンスターが発生するのだ。「樹獣」は、人類の脅威ともいえる存在だ。ゲームでは、仲間と協力して「樹獣」と倒していくことがポイントとなる。そして、世界を支える「ラプラスの樹」が物語のキーファクターとなる。「ラプラスの樹」を守りたい人や、人類の危機の元凶であるとして破壊したいと考える人など、登場キャラクターはそれぞれ目的や思惑を持っており、それらが複雑にからみ合ってストーリーが進行する。
 





(2)主要キャラは4人 サブキャラクターは50人以上登場

月代イツキ(CV:内山 昂輝さん)


シュクナ(CV:川澄 綾子さん)

雨宮ハルカ(CV:種田 梨沙さん)

澤井ユウト(CV:下野 紘さん)

サブキャラクターは50人以上登場する。キャラクター1人1人に細かい設定が用意されており、全員仲間にしようと思えばできるという。どのキャラクターをみても、主人公になれるイキイキとしたものになっているという。
 



(3)ゲームシステム

さて、世界観とキャラクターをひととおり説明した後、注目点となるゲームシステムの紹介が行われた。結論からいうと、本作の特徴は、キャラクターを自由に操作して、街やダンジョンの中を冒険するRPGとなっており、これまでのブラウザゲームではみられなかったものだ。街の住人に話しかけて依頼を受けることになる。リストから選んで受注するタイプのゲームとは大きく異なる。このあたりもゲームへの没入感を高める要因となる。
 



もう一つの注目は、4人で協力するマルチバトルだ。フィールドを自由自在に動きまわり、敵と戦っていく。「ATTACKER」「CURER」「BREAKER」「DEFENDER」の4種類の役割が用意されており、お互いに補完し合いながら戦っていくことが勝利の近道となる。チャットで連絡したり、お互いの動きを見たりして「息遣い」を感じながら遊ぶことができる。例えば、仲間が回復している間、自分は攻撃するといった役割分担が可能だ。プレイヤーは1度の戦闘で3人までキャラクターを連れていくことができる。
 



また、バトルについては、これまでのブラウザゲームと異なり、プレイヤースキルも求められる。キャラクターをひたすら攻撃に駆り立てればいいというものでもなく、範囲攻撃を使ってきそうな時にすぐに回避行動をとったり、仲間がピンチだったら回復キャラに切り替えて回復してあげたりといった、とっさの判断が重要になる。また敵は「ブレイク状態」にすると、気絶して動けなくなるため、その時、全員で攻撃キャラに切り替えて一斉にタコ殴りするといったことも重要になる。
 
 
【プロモーションビデオ】

 
 
■事前登録キャンペーン

事前登録すると全員に、 特典としてゲーム配信開始時にSR「南方アオイ」がプレゼントされる。このキャラクターは、回復役となっており、序盤の戦闘ではかなり役立つ存在になるという。


▼「南方アオイ」(CV:釘宮理恵さん)


 
■オープンβテスト (実施予定)

配信開始に先行し、 一足先に『ラプラスリンク』を体験できるオープンβテストを、11月中に実施する予定。オープンベータテストの開始予定日時は、 後日公式サイトで発表される。 
 


 
■『LAPLACE LINK -ラプラスリンク-』
 

公式サイト(事前登録)




(C) gloops, Inc.
Licensed by NBCUniversal ENTERTAINMENT JAPAN, LLC.
 
(編集部 木村英彦)
株式会社gloops
http://gloops.com/

会社情報

会社名
株式会社gloops
設立
2005年8月
代表者
李 仁
決算期
12月
上場区分
非上場
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