ドリコム<3793>は、本日(10月29日)、第2四半期(4~9月期)の連結決算を発表するとともに、東京都内で証券アナリスト・機関投資家向けの決算説明会を開催した。ここで同社の内藤裕紀社長は、スマートフォンゲームの戦略について、自社タイトル中心からIPタイトル中心に移行することを明らかにした。
アプリマーケットでは、リワード広告やシリアルコードを用いたキャンペーンなど広告が厳しくなり、集客が難しくなっている。ユーザー側もスマートフォンへの乗り換えが一巡し、以前ほどアプリをダウンロードしなくなり、月に1本程度という人も珍しくない。こうしたなか、著名なIPを活用した新作が伸びている。
こうした市場環境にあって、ドリコムでは、IPを活用したタイトルで実績を残しており、IPホルダーからの信用を得ているという強みを活かすため、「IPタイトルを軸にした形にポートフォリオに見直した」(内藤社長)という。開発中のタイトルをIPタイトルに変更していくだけでなく、リリース本数も増やしいく考えだ。
内藤社長は、「新作はこれまで年間2~3本だったが、外部の開発パートナーの協力を得て、リリース本数を増やしたい。来期(2017年3月期)から順次出てくるだろう。」とコメントした。ビジネスのスキームも、現在のように開発のみを担当する形だけでなく、ドリコムが開発とパブリッシングを行うパターンや、マーケティングのみを担うパターンなど、様々な形態を想定しているという。
なお、リリース本数を増やすとなると、当然のことながら、開発費も必要になってくるが、現在の株価水準を考慮するとエクイティではなく、デット(借入)などの形で資金調達を行うことも検討しているという。
アプリマーケットでは、リワード広告やシリアルコードを用いたキャンペーンなど広告が厳しくなり、集客が難しくなっている。ユーザー側もスマートフォンへの乗り換えが一巡し、以前ほどアプリをダウンロードしなくなり、月に1本程度という人も珍しくない。こうしたなか、著名なIPを活用した新作が伸びている。
こうした市場環境にあって、ドリコムでは、IPを活用したタイトルで実績を残しており、IPホルダーからの信用を得ているという強みを活かすため、「IPタイトルを軸にした形にポートフォリオに見直した」(内藤社長)という。開発中のタイトルをIPタイトルに変更していくだけでなく、リリース本数も増やしいく考えだ。
内藤社長は、「新作はこれまで年間2~3本だったが、外部の開発パートナーの協力を得て、リリース本数を増やしたい。来期(2017年3月期)から順次出てくるだろう。」とコメントした。ビジネスのスキームも、現在のように開発のみを担当する形だけでなく、ドリコムが開発とパブリッシングを行うパターンや、マーケティングのみを担うパターンなど、様々な形態を想定しているという。
なお、リリース本数を増やすとなると、当然のことながら、開発費も必要になってくるが、現在の株価水準を考慮するとエクイティではなく、デット(借入)などの形で資金調達を行うことも検討しているという。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高108億円、営業利益22億8100万円、経常利益21億9200万円、最終利益11億5900万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793