ニフティ、第1四半期は赤字転落…ISP事業での費用増で ニフティクラウドが拡大続く

ニフティ<3828>は、7月27日、第1四半期(4~6月期)の連結決算を発表し、売上高164億円(前年同期比2.7%減)、営業損益6億円の赤字(前年同期9億4800万円の黒字)、経常損益6億円の赤字(同9億円の黒字)、最終損益4億円の赤字(同6億3300万円の黒字)だった。

 


主力のISP事業で、WiMAX 2+とMVNO「NifMo」の会員獲得のための費用を計上したほか、「@nifty光」転用費用負担が重荷になったという。IPS事業の業績は、売上高119億円(同5.0%減)、営業損益2億円の赤字(前年同期13億円の黒字)と赤字転落となった。

このほか、(Webサービス事業は、売上高が3.5%減の30億円、営業利益が2.3%増の2億円、クラウド事業は、売上高26.9%増の13億円、営業利益が52.8%増の1億円と両事業共に増益となった。


 
■2016年3月期の見通し

2016年3月通期は、売上高720億円(前期比7.9%増)、営業利益14億円(同59.7%減)、経常利益13億円(同59.3%減)、最終利益9億円(同58.7%減)を見込む。