オプトロム、スマホゲームの提供及びその宣伝放送番組を開始へ 講談社が配信予定の『Hot-Dog PALACE』にシステムを提供

オプトロム<7824>は、6月17日、デジタルコンテンツ事業の新規チャンネル立ち上げの一環として、2015年9月にスマートフォン向けソーシャルゲーム(以下、スマホゲーム)の提供及びその宣伝放送番組を開始することを発表した。

同社は、デジタルコンテンツ事業の新しい取り組みとして、グッドビジョンと共同事業に関する契約書を締結、グッドビションを本スマホゲームの企画・運営主体、オプトロムを所有者として、講談社が配信を行うスマホゲーム『Hot-Dog PALACE』(ホットドッグ・パレス)にシステムを提供し、App Store及びGoogle Playにてサービスインする。

同時に、オプトロムは、このスマホゲームの宣伝放送番組を、同社の提供するコンテンツ配信用のホームページにて開始する。

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CD、DVDコンパクトディスクの製造・販売を主力とするオプトロムのデジタルコンテンツ事業は、市場の縮小が続いており、2014年11月には、デジタルコンテンツ事業の中の新商品として、インターネットによるコンテンツ配信事業(鉄道ch.NET)を開始した。しかし、より多くの会員を獲得するためには、コンテンツの種類を拡充させることが必要と考え、同社は、2015年3月に第三者割当による経営改善計画実施資金を調達し、既存チャンネル及び新規チャンネル3本の制作費として8000万円を充当することを開示している。

今回開始した新規チャンネルはインターネット放送とスマホゲームを結合させ、同社のコンテンツ配信事業の充実、認知度の向上を目的としているが、それだけでなく、スマホゲーム単独での収益(スマホゲームの提供によるロイヤリティー)の獲得を見込んでいる。今回のスマホゲームの開発費には、第三者割当により調達した資金の一部が充当
される。

また、講談社は、高い知名度を持つ媒体や、キャラクター等の知的財産を保有している。講談社の持つコンテンツを活用したスマホゲームをオプトロムが提供することで、本事業の拡大を目指すことになる。

なお、本サービスは2015年9月のサービス開始を見込んでいることから。オプトロムの業績に及ぼす影響は、軽微なる見込みとしている。さらに開示すべき状況が発生した場合は、速やかに情報開示を行う方針としている。