ニフティ、15年3月期は営業益25%減…会員数の減少や回線費用の増加、「NifMo」の販促費などで

ニフティ<3828>は、4月30日、2015年3月期の連結を発表し、売上高667億円(前の期比6.7%減)、営業利益34億円(同25.6%減)、経常利益33億円(同26.6%減)、最終利益21億円(同16.4%減)となり、減収減益となった。

 


主力にISP事業でキャリアの回線料金とISP料金をセットに徴収する方式からISP料金のみを徴収する方式に変更したことと、会員数の減少による売上減に加え、トラフィック増加による回線費用の増加、「NifMo」拡販のための費用増加などが影響した。

また、「ニフティクラウド」を中心とするクラウド事業は、売り上げは17%増の49億円と伸びたものの、3.3%減の6億円と減益となった。減益となったのは、設備増強などに伴う減価償却費や新規事業の費用などが増加したことによる。

2016年3月期は、売上高720億円(前期比7.9%増)、営業利益14億円(同59.7%減)、経常利益13億円(同59.3%減)、当期純利益9億円(同58.7%減)を見込む。