フリークアウト、15年9月期の営業益予想を72.5%下方修正、一転して減益予想に…昨年6月に東証マザーズに新規上場 自社株買いや米国子会社の事業停止も発表

昨年6月に東証マザーズに新規上場を果たしたフリークアウト<6094>は、4月20日、2015年9月期の連結利益予想を下方修正し、営業利益を4億円から1億1000万円、経常利益を4億円から1億2000万円、最終利益を2億0600万円から9000万円にそれぞれ引き下げた。これまでの増益予想から一転して減益予想になった。他方、売上高は40億円から45億円に増額となった。

従来予想からの修正率は、売上高が12.5%増、営業利益が72.5%減、経常利益が70.0%減、最終利益が56.5%減だった。

 


同社では、RTB経由のディスプレイ広告に加え、ネイティブ広告などの新たなサービスに注力したことや、M.T.Burnが連結子会社に加わったにより、売上高が当初の計画を上回るものの、RTB経由のディスプレイ広告に比べ仕入率の高く、売上原価が想定を上回ったとのこと。またインターネット広告の媒体社に対し広告枠の仕入が先行することと、広告配信プラットフォームの開発と営業に係る人件費なども収益を圧迫した。

なお、同社は同時に、米国子会社FREAKOUT INTERNATIONAの事業活動の停止と、発行済株式の1.7%に相当する11万株・2億9000万円を上限とする自社株買いを行うことを明らかにした。自社株買いは4月21日~30日の期間、行われる。