VOYAGE GROUP、ジェネシックスとFlesselを6月1日付で吸収合併 ドゥ・ハウスとは資本業務提携、りそな・三井住友銀と15億円のコミットメントライン契約

VOYAGE GROUP<3688>は、4月9日、連結子会社ジェネシックスとFlesselを6月1日付で吸収合併するほか、ドゥ・ハウスと資本業務提携を行うと発表した。同時に、りそな銀行、三井住友銀行とコミットメントライン契約と当座貸越契約を締結したことも明らかにした。

ジェネシックスは、「トリセツ」などスマートフォン向けコンテンツの企画・運営を行っている。今回、同社では、コンテンツメディアへの取り組みを強化していくにあたって、より一体的かつ効果的な事業展開を図るため、ジェネシックスを吸収合併することにした、と説明している。Flesselの吸収合併については、経営資源の最適配置と最大活用を実現するため。両社は解散する。

またドゥ・ハウスと資本業務提携も行う。今回、VOYAGE GROUPが持つ710万人のユーザー基盤をドゥ・ハウスの「モラタメ」や「テンタメ」といった企業向けプロモーションで活用することで相乗効果を図るとともに、ドゥ・ハウスのナショナルブランドメーカーを中心とした直接販売チャネルを活用した、新規メディアや商材開発などを進めていく。VOYAGE GROUPは、ドゥ・ハウス株式の22.3%を2億2600万円で取得する。

なお、りそな銀行と三井住友銀行とのコミットメントライン契約と当座貸越契約を締結については、借入極度額は総額15億円で、契約期間は1年間となる。同社では、既存事業の拡大や新規事業の開発に加え、M&Aの検討などの非連続的な成長へ向けた取り組みを進めているが、これらの事業展開での資金需要に伴う手元資金の一時的な減少を防ぎ、経営のさらなる安定化を実現するためだという。